佐川急便、11月21日より運賃改定。その背景と行く末

ECのミカタ編集部

 SGホールディングスグループの佐川急便株式会社 (東京都江東区、以下佐川)は、平成29年7月26日(水)、自社HPにて「【佐川急便】環境変化に伴う運賃等改定のお知らせ」として、各種運賃改定等の重要事項を発表した。

佐川運賃改定の背景

 佐川は、環境変化に伴うコスト増加への対応として、飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便と飛脚特定信書便の運賃改定、スキー用具の適用サイズ変更、飛脚国際宅配便の受託時の容積重量算出基準の変更、大型家具家電設置輸送の設置料金、代金引換サービス「e-コレクト®」の代引手数料の改定、および飛脚クール便付加料金の改定を11月21日より実施する。

 なぜ佐川はこの大規模な改定に踏み切ったのか。そして、その具体的な中身について、ここでは紹介したいと思う。

 まず、背景として、昨今、社会的な課題のひとつである「働き方改革」の実現に向けて従業員の労働環境の改善が急務となっている。また人口減少に伴う労働力不足への対応や、特に宅配便業界においては個人宅向け荷物の

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