「C CHANNEL」がマレーシアのIT企業と業務提携。本格的な事業展開を開始

ECのミカタ編集部

「C CHANNEL」がマレーシアのIT企業と業務提携。本格的な事業展開を開始

 日本最大規模の女性向け動画メディア『C CHANNEL』を運営するC Channel株式会社(本社:東京都港区)は、マレーシアにてITサービス事業を運営するTK International Sdn Bhd (本社:マレーシア・クアラルンプール、以下「TKインターナショナル」)と業務提携し、マレーシアへの本格的な事業展開を開始したと発表した。

 『C CHANNEL』は女性の“知りたい!”を動画で解決する、日本最大規模の女性向け動画メディアだ。ヘア、メイク、ネイル、DIY、料理など女性の関心が高いテーマを中心に、短い時間で手軽に視聴できる縦型動画をクリッパー(有名雑誌の人気モデルや人気ブロガー、ネイリスト、人気美容師、インフルエンサーなど)と共に撮影・制作し、日本・世界に向けて発信している。

 現在、アジア圏を中心に10カ国でサービスを展開しており、SNSファン数は延べ2,300万人超え。世界中に愛されるサービスに成長している。マレーシアにおいてもフォロワー数はすでに60万人を超えており、今後も急成長することを見込んでいるという。

 マレーシアは、人口が約3,186万人、平均年齢は約28歳と日本の48.3歳と比べて非常に低く、若年層が多い。マレーシア通信・マルチメディア委員会(MCMC)の調査によると、インターネット人口の約2,410万人のうち、SNSの利用率は約80%、インターネットを通じた動画視聴率は74%と高い比率を占めている。また、同調査では対象女性1,104人のうち91%が何か行動する際にオンラインで情報収集すると回答している。

 このようなマレーシアの市場動向に対応するため、SNSや動画広告を活用した企業のプロモーションニーズは急激に高まっている。TKインターナショナルはこの度の業務提携により、『C CHANNEL』を活用したタイアップ動画広告の制作および発信を企業に提案し、主にF1層(20歳~34歳の女性)に効率的、効果的にプロモーションしたい企業のニーズに応えていくとした。

加熱する東南アジアのSNSを利用したEC

 ここ最近東南アジア地域におけるSNSを活用したプロモーションが活発化している。その中でも「動画」はひとつ大きなキーワドになりそうで、参入企業が増えている。東南アジアではスマートフォン普及率が急上昇しており、少しづつ今の形に進化していった日本とは違う文化が形成されている。

 情報のスピードも早く、口コミによる伝播力も強い。これから先、東南アジアの若い世代をターゲットとした越境ECは一気に広まりそうな予感がある。しかし物流面や決済面においてはもちろん課題も残されている。同時にそれは伸びしろも大きいということも指している。

 この先、東南アジア地域のECはどこまで進化し、拡大していくのか。そしてそこに対して日本企業はどう絡んでいくのか。非常にエキサイティングな時代の到来を予感させてくれる。

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