ECサイト「藤巻百貨店」が「ふるさとチョイス」とコラボ 返礼品の選びやすさにもフォーカス

ECのミカタ編集部

「日本」をテーマにした珠玉の逸品に出会えるECサイト「藤巻百貨店」(運営会社:株式会社caramo、 代表取締 役社長:中村亮)は、日本最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス(以下、チョイス)」とコラボし、特集ページ「藤巻百貨店カリスマバイヤーお墨付き ザ・日本の逸品」を12月5日(木)より公開した。この特集では、同サイトがふるさと納税お礼の品として取り扱う地方の日用品・工芸品の中から、藤巻百貨店のカリスマバイヤーが厳選した日本の逸品を紹介する。

取引先の商品活性化を企図

藤巻百貨店とはcaramo社が運営、伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお・1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープンしたものだ。

今回のコラボではチョイスの数多くある返礼品の中でも特に優れた逸品を日本の逸品のみのセレクトEC大手「藤巻百貨店」のエグゼクティブバイヤーがキュレーションすることで、お礼の品を選びやすくし、ユーザーの利便性を高めることと同社の取引先の商品活性化につながればとの思いから実現したものだとしている。

紹介商品の一例

紹介商品の一例

◆岐阜県関市 三星刃物 和NAGOMI 三徳包丁

家庭用包丁として開発されたにもかかわらず、各国の名だたるシェフたちから熱いラブコールを受ける本品。見た目・ 実力ともに最上級だ。

◆岩手県北上市 UTO カシミア100% 天使のマフラー

一度袖を通すと虜になってしまうUTOのカシミヤニットやマフラー。あまりにも滑らかな肌触りと地肌に直接纏いたくなる逸品となっている。

◆岩手県奥州市 OIGEN 南部鉄器鉄瓶 鉄瓶 八千草

丈夫で鋳物独特の質感と美しさが何よりも魅力の南部鉄器。お茶や料理の仕上がりの感動に加えて手入れをしながら大切に使うことを含め、日々を楽しむアイテムとしてオススメだ。

◆新潟県燕市 SUSgallery タイタネスタンブラー ゴブレット

世界初の「チタンによる真空二重構造」のカップ。冷たい飲み物は冷たいままに、暖かい飲み物は暖かいままに長時間楽しめる。目に美しく、指先に愉しく、口当たりも心地よい逸品となっている。

ふるさと納税の活性化につながるか

藤巻百貨店が取り扱う商品は、高いデザイン性と使い勝手の良さを両立したオリジナリティ溢れる逸品ばかり。優れた職人やクリエイターなど取引先は400社を超え、厳選された日本の商品のみを扱うECサイトとしては、日本最大級を謳う(取引先数・会員数は、2019年11月現在のもの)。

主なターゲットは「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半〜50代の男女。現在Facebook会員は約24万人、メルマガ会員は約10万人となり多くのファンに愛されている。2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階・東京都中央区銀座5-2-1)にオープンさせている。

その藤巻百貨店が、ふるさと納税代行企業であるチョイスとのコラボを実施した。ふるさと納税は、かねてから豪華な返礼品による自治体間の過度な競争が起こり、自治体への寄付行為であるはずの制度の趣旨が大きく歪んでいるとの指摘が各方面からなされてきた。

こうした批判を受けて政府は2019年前半に返礼品を寄付額の3割以内とするよう法改正を行った。すでに豪華な返礼品や自治体とは関係のない返礼品を設定する動きは沈静化しつつあるが、逆に言えば本来の寄付行為としての制度の趣旨が試されることにもなっている。こうした制度を取り巻くトレンドの中で、あえて返礼品にフォーカスする意義と日本に本来の寄付文化が根付くかにも注目と言えそうだ。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事