ひとり暮らしをする人の7割強が『家電のサブスクレンタル』に興味

家電サブスクレンタルサービスを展開する株式会社マテリアル（本社：埼玉県蕨市、代表取締役： 青木 はやま）は、東京・埼玉居住の18歳〜30歳のひとり暮らしをしている男女111名を対象に、「ひとり暮らしの家電の悩み」に関する調査を実施した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

調査名：「ひとり暮らしの家電の悩み」に関する調査
調査期間：2021年7月29日〜同年7月30日
調査方法：インターネット調査
有効回答：東京・埼玉居住の18歳～30歳でひとり暮らしをしている111名

約5割が「引越しの際に運ぶのが大変」と回答

「Q1.ひとり暮らしでの家電の取り扱いにおいて、感じることが以下にあれば教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「引っ越しの際に運ぶのが大変」が51.4%、「処分が面倒」が46.8%、「故障・トラブルの際の対応に困る」が43.2%という回答となった。

約7割がサブスクレンタルサービスに「興味」

「Q2.無料の修理・点検サービスがついた家電のサブスクレンタルサービスを利用したいと思いますか。」（n=111）と質問したところ、「非常に利用したい」が35.2%、「やや利用したい」が37.8%という回答となった。

利用したい理由は「修理やトラブル時の対応がスムーズだから」など

Q2で「非常に利用したい」「やや利用したい」と回答した人に、「Q3.家電のサブスクレンタルを利用したいと思う理由を教えてください。（複数回答）」（n=81）と質問したところ、「修理やトラブルの際の対応がスムーズだから」が59.3%、「急な引っ越しの際に困らないから」が51.9%、「家電にこだわりがなく安くすむならレンタルで十分だから」が50.6%という回答となった。

レンタルしたい家電、第1位「冷蔵庫」71.6%

Q2で「非常に利用したい」「やや利用したい」と回答した人に、「Q4. もし家電のサブスクレンタルを利用するとしたら、レンタルしたい家電はなんですか。（複数回答）」（n=81）と質問したところ、「冷蔵庫」が71.6%、「洗濯機」が69.1%、「電子レンジ」が61.7%という回答となった。

中古の家電製品の購入に「抵抗ない」56.8％

「Q5.洗濯機、冷蔵庫などの中古の家電製品の購入に抵抗はありますか。」（n=111）と質問したところ、「中古品でも抵抗がない」が56.8%、「抵抗があり新品しかありえない」が39.6%という回答となった。

「中古品でも構わない」45.1%、「新品しかありえない」41.4%

「Q6.購入ではなくサブスクレンタルの場合、家電製品の新品/中古へのこだわりはありますか？」（n=111）と質問したところ、「中古品でも構わない」が45.1%、「新品しかありえない」が41.4%という回答となった。

利点は「要望に応じて他のものに交換してくれる」が55.7%

Q6で「中古品でも構わない」「新品しかありえない」「その他」いずれかを選択した人に、「Q7.もしも家電のサブスクレンタルを利用する場合、サービスに対してどのようなことを求めますか。（複数回答）」（n=97)「要望に応じて他のものに交換してくれる」が55.7%、「故障などにすぐ対応してくれる」が52.6%、「ライフスタイルの変化に応じてサイズの変更などができる」が45.4%という回答となった。

ECが寄りそう、一人暮らしの生活スタイル

調査結果を受けて、同社では次のように述べている

「今回は、東京・埼玉に居住するひとり暮らしの18歳～30歳男女を対象に『家電の悩み』に関する調査を実施いたしました。まず、ひとり暮らしにおける家電の悩みについて、約5割の人が『引越しの際に運ぶのが大変』、『処分が面倒』と回答しています。その結果もあってか、無料の修理・点検サービスがついた家電のサブスクレンタルサービスを『利用したい』と思う人が7割強を占めました。理由として、『修理やトラブルの際の対応がスムーズだから』が59.3%、『急な引っ越しの際に困らないから』が51.9%などの声が聞かれました。

また、利用したいサブスクレンタルの家電は、『冷蔵庫』が71.6%、『洗濯機』が69.1%と人気を集め、サブスクレンタルサービス利用時の家電製品の新品/中古へのこだわりについては、『中古品でも構わない』が45.1%、『新品しかありえない』が41.4％という均衡した結果になりました。ひとり暮らしは移動しやすいメリットがある反面、引っ越す間取りに合わせた家具や家電を選定し直す機会も多くあるでしょう。家電のサブスクレンタルサービスは、そんなひとり暮らしの懸念点を解消する有効な手段かもしれません」

生活スタイルの変化やリユースECの浸透などもあり、これまで日本の消費者が好んできた「新品第一主義」も過去のものとなりつつあるようだ。また大型家電については、リサイクルに関しても厳しく規制がされるようになってきており、さまざまな面で家電のサブスクレンタルが受け入れられる素地が出来つつあるとも言えそうだ。今後EC市場全体を見渡しても、大きな商機が眠っているとも見ることができるかもしれない。