リスティング広告「クリックしない」が48% トゥモローマーケティング調査
トゥモローマーケティング株式会社(以下:トゥモローマーケティング)は、全国の会社員(正社員)に向けて「リスティング広告に対する意識」調査を実施し、その結果を公表した。本記事でな一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査期間:2024年7月29日
◆調査対象:全国に住んでいる20歳〜54歳の会社員の男女
◆調査人数:180人
◆調査元:トゥモローマーケティング株式会社調べ
◆出典元:リスティング広告に対するユーザ調査結果を公開(トゥモローマーケティング株式会社)
40%以上がリスティング広告を知らない
検索する際の環境を知る調査として、使用している検索エンジンについての質問したところ、上位に以下回答が並んだ。
◆Google:56.1%
◆Yahoo:34.4%
◆Microsoft Bing:2.2%
◆その他:7.2%
Googleが半数以上を占める結果となり、次いでYahooが多い事実が明らかとなった。
また、リスティング広告の理解度を測るための質問を実施。「聞いたことがなく、理解もしていない」が42%と最多になった。
約半数がリスティング広告をクリックしない
回答者に対し、リスティング広告を「検索上位に出てくるスポンサーや広告とついている検索結果」だと説明した上で、クリックするかどうかの質問に対する回答は以下の通り。
「クリックしないようにしている」が48%と最も高い結果となり、「関係なくクリックしている」と回答した人は5%とかなり低い結果となった。
「クリックしないようにしている」と回答した87名に対して、その理由を聞いたところ、以下のような回答が上位に並んだ。
◆興味がないから
◆怪しいから
◆広告だから
◆検索結果とズレているから
◆特に理由はない
◆広告の仕組みを知っているから
内容の一致をより強化する必要がある
本調査によって、多くのユーザーはリスティング広告に対する理解度が著しく低いことが判明した。
リスティング広告を認知している人もまだまだ少なく、クリックを避ける層の中でも「興味の不一致」や「検索結果のズレ」など広告を出す側のターゲットのズレを指摘するような意見も多々見受けられる。また、約3分の1はリスティング広告に対して「表示されない方が好ましい」と回答した。
こうした結果から、広告運用者はユーザーの検索ニーズをさらに理解し、ユーザーのもとに適切な広告を届けて、内容の一致をより強化する必要があるだろう。リスティング広告を適切に運用し、訴求効果を高めるためにも本調査内容を参考に、今後の施策を検討してほしい。