株式会社chipper（以下：chipper）は2024年8月28日、EC支援事業を新設会社に承継させたうえで株式会社トリドリ（以下：toridori）に譲渡することを決定した。会社分割は2024年10月1日付で行われ、以降は既存サービスの「Creative Drive」の事業に注力し、コンテンツマーケティングの領域への進出を計画している。

ブランドの販売促進や認知拡大を見込む

chipperのEC支援事業では、ブランドの立ち上げから運用まで、一貫した支援を提供。立ち上げ段階から運用を見据えた事業構築支援だけでなく、組織設計や事業戦略、クリエイティブまで、様々な分野において効率的なサポートを行ってきたという。

今回の事業譲渡により、SNSで活動するインフルエンサーを支援するtoridoriのインフルエンサーマーケティングやPRなど、ブランドの販売促進や認知拡大の面でさらなる発展が期待される。

コンテンツマーケティングの分野に集中

今回の事業譲渡について、両社代表は以下のようにコメントしている。

◆株式会社chipper代表取締役　十時悠径氏
「今回のEC支援事業の分社化及び新設会社の株式譲渡は、当社の戦略的決定の一環です。長年にわたり育んできたこの事業を、インフルエンサー支援のリーダーであるtoridoriに引き継ぐことで、EC支援事業のさらなる成長と発展が期待できると思っています」

◆株式会社トリドリ代表取締役社長CEO　中山貴之氏
「toridoriでは、上記課題を解決し、顧客の皆様に多面的な課題解決ソリューションを提供すべく、昨年より積極的にM＆A・新会社設立を進めてまいりました。（中略）今まで以上に多面的かつ一気通貫での顧客課題解決ができる組織へと成長できると考えております」

chipperは今後、生成AI×データを軸にしたコンテンツマーケティングの分野に集中し、顧客に対してより価値のあるソリューションを提供する。生成AIとコンテンツマーケティング領域における、新サービスの登場が期待される。