日本郵便が物流を変える!はこぽす設置拡大へ

ECのミカタ編集部

日本郵便がECをさらに便利に!身近に!

好きな時間で待たずに荷物が受け取れる「はこぽす」

日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は、2015年4月から都内22か所の郵便局に宅配ロッカー「はこぽす」の設置を開始したが、新たに9か所で「はこぽす」の設置を開始し、不在のため自宅で受け取ることができなかったゆうパックが受け取れるようになった。

「はこぽす」は、通販商品を郵便局に設置してある宅配ロッカーにて都合の良い時間に自宅で待つことなく受け取れるサービスである。従来の「はこぽす」利用方法としては、まず、通販サイトの商品受け取り方法選択画面で「はこぽす」を選択し、利用者は「はこぽす」に届いた荷物を決められた期日(3日間)までに引き取りに行く。

まずは今回、新たに9か所の「はこぽす」が設置されることで、利用者にとって宅配便の利便性が増し、また、不在となったゆうパックも「はこぽす」で受け取れるようになることで、消費者の積極的なEC利用と物流の課題である不在再配達のリスクが減ることが期待できる。

新たに「はこぽす」が設置される9か所については以下の通りである。

①京王井の頭線駅校内(6か所)
渋谷駅、東松原駅、明大前駅、永福町駅、高井戸駅、吉祥寺駅

②郵便局(3か所)
板橋西台駅前郵便局、一橋学園駅前郵便局、南大沢駅前郵便局

不在持ち戻りゆうパックの取扱い対象地域は限られるが、今後拡大していく予定とのこと。

日本郵便、物流の救世主となるか

日本郵便は2016年4月からも、「はこぽす」とは別に通販で購入した荷物を郵便局で受け取れるサービスを開始する。(日本郵便、郵便局で窓口受取り開始!再配達問題解消へhttps://goo.gl/YoLS7r)今回のことも含め、日本郵便が物流のカタチを積極的に変えようとしている姿勢がわかる。

また、今後は首都圏以外でも「はこぽす」設置を目指すとのことだが、首都圏ほど住宅が密集しておらず郵便局や駅からも住宅が離れている場合が多い地方の消費者にはどれだけ需要があるのか、気になるところである。

EC利用頻度の向上に繋がることが期待できるのにはかわりないので、日本郵便が物流をどう変えていくか、今後も注目である。


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