仕上がりはその場で確認、シャツデザインをECで楽しむ

福島 れい

「軽井沢シャツ」が新サービス&リニューアル

 アパレルの製造拠点の多くが、コストの安い海外に移されている中、70余年に渡って培ってきた高い技術力を生かして、国内でシャツの製造・販売を続けるフレックスジャパン株式会社(以下、フレックスジャパン)。先日は、老舗企業の持つ高い”技術力”と、新たな販売チャネル”EC”を掛け合わせ、オーダーメイドシャツを提供する企業として取り上げたが(https://goo.gl/a6PLvY)、今回は技術力を活かした新たなサービス「シャツ・ビルダー」から商品の魅力付けについて考えてみたい。

 「シャツ・ビルダー」とは、デザインや生地の選択、組み合わせも自由に行うことができるサービスで、本日より「軽井沢シャツ・オンラインショップ」で提供が開始された。フレックスジャパンは、これまでも”既製品を購入する感覚”でオーダーシャツが作れるサービスをはじめ、着心地の良いシャツを提供してきたが、デザインや生地は選ぶことはできなかった。

 今回、デザインや生地の選択に対応したのは、ユーザーから寄せられた「もっと簡単に、もっと凝った、自分だけのオリジナル・シャツを作りたい」という声に応えるためとのことで、購入するだけでなく、デザインする楽しさを味わってほしいとの思いが込められている。

デザインシャツの仕上がりイメージ

 また、シャツ・ビルダーは選んだデザインや生地を即座にシャツの3D風画像として反映、その場で出来上がりのイメージを確認できる仕組みになっており、オンラインショップでありながら納得感のあるオーダーメイドサービスとなっている。

 これらのサービスからも感じられるように、フレックスジャパンは、シャツの着心地やジャスト・サイズに強いこだわりを持って製造・販売を行っている企業だ。ECサイト上で、製造者のこだわりを楽しめるサービス展開をしていることが、フレックスジャパンの強みであり、シャツに愛着を持つユーザーにとって、魅力となっているのではないだろうか。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

福島 れい の執筆記事