NEXT CUBE、伝統工芸作家のための越境販売プラットフォームをリリース
株式会社NEXT CUBEは2026年8月6日、日本の伝統工芸作家のための越境販売プラットフォーム「nokaze global」をリリースした。
出品後の作業はnokazeが一気通貫で対応
「nokaze global」は、「作品を世界へ届けたい作家のためのアプリ」と、「世界のファンが日本の器を買える購入サイト」の2つで構成される。それぞれの概要は以下の通り。
◆作品を世界へ届けたい作家のためのアプリ
▷作家・窯元はアプリで作品を出品するだけで、その後の翻訳・掲載・配送・通関・顧客対応・入金までをnokazeが一気通貫で担う。アプリ操作に慣れていなくても、自然に利用できる体験を構築している。
◆世界のファンが日本の器を買える購入サイト
▷英語圏のネイティブ向けに作られた、世界の陶磁器ファンが購入できるサイトを公開。作家ごとにその背景にある物語を学びながら購入を楽しめる。また、日本の陶磁器の伝統や産地の歴史をコンテンツとして紹介している。

※画像参照:日本の器を“物語”とともに届ける越境プラットフォーム「nokaze global」正式リリース(株式会社NEXT CUBE)
作り手が制作に集中したまま、世界とつながれる
NEXT CUBEは京都で小さなギャラリーを営みながら、全国数百名以上の作家・窯元と日々向き合ってきた。
同社は、その中で痛感したこととして「素晴らしい器ほど、作り手は『つくること』に集中していて、売ることや世界に魅力を発信することに手が回らないという現実です」とコメントしている。
ギャラリーから世界に作品を届けるには言語、国際配送、関税・通関、海外顧客対応などさまざまな障壁がある。
こうした中、作り手が制作に集中したまま、世界とつながれる仕組みをつくることを目的、同社は「nokaze global」のリリースに至った。
日本の工芸を、アニメ・和食に次ぐ“第三の柱”に
NEXT CUBEは「nokaze global」を通じて、以下の内容を実現したいと説明する。
◆欧米の家庭の食卓に、日本の器が自然に並んでいる。使い込まれ、色を深めた一客が、その家の「あたりまえ」になっている。
◆そして、日本のどこかの工房では、若い作り手が世界で自信の作品が育っている風景を想像しながら、次の窯に火を入れている。
同社は「目指すのは日本の工芸を、アニメ・和食に次ぐ『第三の柱』にすること。特別な日のためだけの器を、世界の毎日の暮らしへ。手仕事が正しく報われ、産地が次の世代へと受け継がれていく。その未来を、作り手の皆さま、そして器を愛するすべての人と一緒に、つくっていきます」とコメントしている。
日本の工芸作家が制作に集中しながら、海外市場へ進出できる仕組みとして、今後の展開に注目が集まる。


