商品サイズやコスト、事業フェーズに応じて選べる日本郵便の海外向け配送サービス

ECのミカタ編集部 [PR]

越境ECの課題として指摘されることの多い【物流】

そこで今回は日本郵便が展開する海外向け配送サービスについて、これから越境ECに挑戦する初心者向けに解説します。

スタートアップにおすすめ! 重量制限はあるが手軽に送れる「国際郵便」

商品をできるだけ早く送りたいなら「EMS」(国際スピード郵便)がおすすめです。世界120以上の国・地域に重さ30kgまでの荷物を送れ、例えばアジアなら2~6日程度で届けられます。最高200万円までの損害賠償制度もあるので安心です。

2kgまでの軽い荷物を送るなら「国際eパケット」。全世界を対象に、専用の発送ラベル一式をオンラインで作成・印刷することで、書留付きで安く送ることができます。配送日数の目安は航空便で1週間程度です。受取方法は対面で、6,000円が限度の損害賠償制度もあります。

商材によっては補償をつけなくてもいいモノもあるかもしれません。

その時には「国際eパケットライト」なら送料がさらに安くなります。41の国・地域宛てに送れ、補償はありませんが、お届け先までの追跡が可能です。お届け先の郵便受箱への配達で、2〜3週間程度でのお届けとなります。

より高度な配送ニーズにも対応できる「UGX」

UGX(ゆうグローバルエクスプレス)は、安定した品質で確実に届けられる国際宅配便です。国際郵便では制度上、現地で発生した関税は受取人負担になりますが、UGXならEC事業者側で関税の支払いが可能です。また、大型商品や複数個口での発送にも利用できます。

UGXでは越境ECの多様なニーズに対応するためのサービスも用意しています。

その一つが、米国・カナダ・欧州・豪州向けの「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」。現地のAmazonFBA納品の際に必要な輸入者(インポータ―)の手配が不要で、インボイスなどの必要書類も代わりに作成してくれます。EC事業者は荷物を日本の「JP UGXセンター」に送るだけと、国内通販に近い感覚で納品できます。

発送ボリュームや事業フェーズに合わせて、配送方法を賢く使い分けよう

事業の成長段階によって、最適な配送の形態が異なります。

発送ボリュームが少ない段階なら、ユーザーへの直送がメインとなるため国際郵便。

さらに発送ボリュームの増加、海外Amazonへの展開などの場合は、UGXが選択肢の一つになります。

越境ECのスタートアップ企業が国際郵便を選ぶポイントは、お届け日数や送料、商品のサイズや損害賠償制度の有無などです。

EMSは長さ1.5mまで、長さ+胴回り3mまで、重量30kgまで可能なため(国によって異なる場合あり)、中〜大型の商品も送れます。国際eパケット、国際eパケットライトは長さ+幅+厚さ90cmまで、重量2kgまでのため、薄手の服やお菓子の詰め合わせなどの発送に活用されています。ただし、高価な商品の場合は損害賠償制度のあるEMSで送ることで、トラブル発生時のコストをカバーできます。

現地の輸入・配送事情を知ることが、スムーズな配送につながる

越境ECを始める際に重要なポイントの一つとして、商品が現地できちんと輸入・配送されるかを確認することも必要です。商品によっては国内から発送はできても、現地で輸入禁止・制限されているものや航空輸送ができない場合があります。例えば、香水などアルコール度数が高いものは海外発送できないため、輸出前の段階で止まってしまい結果販売できなくなってしまったケースもあります。

当たり前ですが、商品の梱包を頑丈にすること、送り状の内容を正確に書くことも大切です。送り状は英語など配送先の国で通用する言語で、宛名、内容品名、重量、価格などを記入します。特に品名は現地の税関で輸入可否や税率の判断材料になるため、現地で判断できるように記入することを意識しなくてはいけません。

各国のマーケットだけでなく、こうした物流面の事情も考慮しながらターゲットとなる国や商品などを選定すれば、スムーズに越境ECをスタートさせることが可能になるでしょう。

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