SEOで回すオーダーメイドHP

ECのミカタ編集部

西新宿ドットネットの集客支援

西新宿ドットネットの集客支援

店舗や企業など、様々な業種のホームページ製作やSEO実績を持つ、株式会社西新宿ドットネット。Yahoo!やGoogleの百数十万件中で検索結果1位という事例を始め、トップ10入り1,100件以上という実績を誇る同社は、「全ての企業・店舗がインターネット上に!!」という企業理念に基づき、ネットリテラシーが高くないユーザーの悩みを強力にサポートしていくことを目標としている。
今回、代表取締役の鈴木智子氏、取締役開発部部長の鈴木康広氏の二名に、創業の経緯から自社の強み、SEOやネット世界の現状と今後など、幅広い内容のお話しを伺った。
「ガイドラインに沿った正しいことを適切に行えば必ず結果は出る」と言い切る両者の、自信と実績に溢れる会話に注目したい。

会社創業の経緯

会社創業の経緯株式会社西新宿ドットネット 代表取締役 鈴木 智子氏

――まず、創業の経緯についてお話し願えますか

○11年前の、世の多くの企業がホームページの広告的価値に気づき始めるかどうかの頃、インターネットの広告的価値は非常に高いと判断し、三名の人間で立ち上げました。当時はまだ、一般の店舗などはホームページを持っていないところも多く、持っていても見栄えの良くない洗練されていないものが主流でした。
当時のインターネット上には有名性の高いメジャーな情報は多かったものの、マイナーな情報は今のように拾いきれていませんでした。電話帳のように全てを網羅し反映することがインターネットの本当の利便性であると思い、そこを目指そうと思っていました。

■創業時のメンバーは、20年以上アメリカの広告代理店にいた鈴木智子氏と、20年以上コンピューター業界にいた鈴木康広氏、店舗専門不動産会社の取締役社長の塩井広行氏の三名。
集客やマーケティングの知識からくる広告のノウハウ、コンピュータープログラムの技術的なノウハウ、不動産業で所持している顧客数、この三つの要素が揃い、得意分野が違うそれぞれのプロフェッショナル三名が合意し、発足が決定したという。

「やってほしいこと」をやれば全てはうまくいく

○Googleのヘルプには使用プログラムの数学的なロジックも明記してあります。ですから、検索結果で上に出すにはどういうプログラムを組めばいいかも分かるのです。SEOに関しては、対策というものはありません。エンドユーザーの方々は、一昔前に流行った「SEO対策」という言葉のせいでSEOはテクニックだと思っている方が多くいますが、そうではない。何かをやれば検索結果が上位にくるというのではなく、Googleのヘルプに明記されているロジックに則った正しい情報を、ホームページ上に分かりやすく作ってあげるだけでいいんです。

――つまり、Googleが「こうしてください」と言ってることに対してその通りにすればいいということですか?

○その通りです。少し大枠な言い方になってしまいますが、Googleのロジックに準じたホームページの作り込みをするだけで検索結果は上がります。全てヘルプに書いてあるロジックの通りにやればいいだけなのです。

――よく「Google対策」や「Yahoo!対策」などという言葉を耳にしますが、あれはどういうことなのでしょう?

○GoogleやYahoo!などの検索エンジンも、結局のところ機械です。だから当然穴はあり、その穴を突いて検索結果を上位に出そうとするやり方のことです。もちろんそれは正しくないサイトの評価なので、Googleがそのテクニックを見つけた場合、ブラックハットSEOといって禁止事項にされNGですが、Googleが見つける前ならグレーという扱いのままです。やったもの勝ちの微妙なゾーンであり、そういったものが「Google対策」「Yahoo!対策」などと呼ばれるやり方です。大手企業でもグレーハットSEOをやっている所は多く、某有名企業のSEO部署が潰れたのは有名な話です。
また、意図的なバックリンクの操作は不正行為だからやめるようにとGoogleのヘルプに書いてありますが、バックリンクの評価が大きいので、ブログの台頭で自動的にバックリンクが作れるようになり横行していたこともありました。被リンク型やIP分散型なども、今ではパンダアップデートやペンギンアップデートで全部だめになってます。Googleは確実に質を見るようになっており、その質の評価精度はどんどん上がっています。ですから、正しいやり方で正しいことを行う、それが大切です。

――EC事業の開始を考えている事業主さんの中には、モールに参加するか独自ドメインで始めるかで迷う方が多くいらっしゃいますが、数多くのEC事業者を見て来られてその辺はどうお考えですか?

○独自ドメインですね。モールに参加するのは気楽でやりやすいですが、ネットで商売をするなら絶対に独自ドメインが必要だと思っています。極端な話、EC機能が付いていなくてもペラ1枚でもいいから自社HPは必須です。
長くやっていれば老舗というのはネットも同じなんです。エイジングはブランディングにも直結しますよね。例えば、どこかデパートに店子を出すにしても、デパート店だけということはないでしょう。実店舗がなくても本社は絶対にある、会社があって、審査があってそれを通ってはじめてデパートに出店できるわけです。会社情報がなければ登録できないというのはある意味で当たり前で、今までは「ネットだから」と許されていたことが最近では当たり前の方向に修正されていっています。店名検索をされて、独自ドメインのショップが出てくるか来ないかでは信用が違います。

――リアルと置き換えると非常に良く分かる例えですね

○ECでは、独自ドメインのオフィシャルのホームページが軸になっていないと。インターネットの世界が5年10年経って大きく情勢が変わることがあっても、オフィシャルのホームページは影響されませんよね。時間は取り戻せませんから、有名検索エンジンの会社だって数年後に潰れてないとはかぎりません。10年前は不動で100年安泰と言われていた某社の帝国も崩れているでしょう、インターネットの世界は何が起こるか全く予測不可能なんです。
ですから会社設立とともにまずはそこなんです。SEO的にもまずは独自ドメイン取得が正当なやり方だと言えます。

――結局はネットもリアルも商売という点では何も変わらないと?

○最終的にはリアルな商取引と同じところに落ち着いていくと思います。何をするにしてもインターネットはツールですから。大手や老舗が今までにやってきたことを見ると、なんとなくそれが見えてくるんです。
例えばFacebookでもそうなんですが、Facebookを使った集客というのは根幹のロジックでいうと、1950年台にアメリカでタッパーウェア(株)がやっていたことと同じなんです。奥様方にホームパーティーをひらいてもらって、そこでタッパーを見せます。実演してみせて、タッパーの便利さを広めるんです。それで口コミで売っていく。テクニックやロジックは全部一緒です、場所が人の家のパーティーかネット上のFacebookかの「違い」があるだけで、新しいということではない。そう考えると、Facebookだからこうじゃなきゃいけないとかはない。ツールが変わっているだけでロジックは同じ所を螺旋のように回りながら進化しているイメージです。

――元々違う業種でプロフェッショナルだった方達ならではの考え方ですね。

○インターネットの世界だけの知識で組み合わせがないと、発想がコンパクトになってしまいます。弊社は年齢層が高い人間が多い分引き出しも多い、長年他分野で培った知識をネットに落としこんでいけばいいんです。専門家の集団というのが弊社の特徴ですね。
過去のノウハウを活かした提案ができるので、従来あまりなかった視点から物事を見れます。違った提案の仕方が可能という点が弊社の強みです。元々あった法則に則った正しい進め方だから成功率も高い、ツールが違うだけでやり方は過去の成功パターンの轍を踏めるわけです。日本よりも進んだ英語圏の最新情報なども翻訳される前の原語段階で取り入れて、継続的に対策を練っていることも結果につながっていると思います。実績を見ていただけばご判断いただけると思いますが、今までで弊社が目的を達成できなかった案件は1件しかないんです。

――会社設立から今まででたったの1件だけなんですか?

○ええ、1件だけ。10年ほど前に、コンテンツドメインの評価が過去のものを引きずっていた案件があって、その情報がクリアされないことに気づけなかった。過去のコンテンツアーカイブを確認して、以前にいかがわしいサイトで使用されていたことが分かりました。未だに同様の認識をされていたんです、ドメインまで見れなかったことが敗因でした。それが唯一失敗した案件です。今ではドメイン評価情報はクリアされるので大丈夫です。自信はあるし、達成するため努力します。

――長年実績を積まれてきた中で、独自に掴んだコツのようなものはありますか?

○検索エンジンは全部アメリカの会社のもので、核になるロジックもまた原語が英語です。なので、日本語に特化した文ではあまりよろしくなく、文法を英文法的にした方が上がりやすい傾向があります。日本語は言語体系が逆転していますから、英語文法に則した日本語の書き方で表記するようにしています。同時通訳がベースになっていまして、英語から日本語に同時通訳するときに日本人が言っても聞いても違和感なく頭から訳していくようなやり方で、言われてみれば若干の違和感が……程度の感じですが、そこを意識するだけでカナリ変わってきます。プログラムが英文寄りになっていますから。商品説明文など全般に言えることですが、日本人が読んで違和感を覚えるようでは元も子もないのでバランスが非常に難しいです。このやり方にも十分な実績があります。

――Googleのヘルプに則ったやり方というのはそこまで徹底的に考えていらっしゃるんですね

○そうです、そういったところまで考えてはじめて「SEO」と言えるんだと思いますね。

――それでは本日のお話しをまとめさせていただきたいのですが、「西新宿ドットネット」さんが思うEC事業で成功するために必要なこととは……?

○オフィシャルサイトをしっかり持ち、Googleのヘルプに沿った適切な正攻法で事業を展開していくことが基本だと思っています。テクニックなどはその基本ありきと考えていただいても良いと思います。
弊社では全て可能性のあるネタは拾って調査し、実用レベルまで確実に落としこむ企業努力を続けていきます。使い勝手に関して言えば海外の例が良質なサンプルになると思うので、英語圏の情報を原語で吸収できる強みを活かして最新情報を日本のユーザーにフィードバックしていきたいです。
企業様や店舗様など、お客様によってオススメは変わってきますが、予算感なども含めその時で一番ベストな提案ができるようにいたします。


取材/文:島名タスク


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