中小企業/初心者なら知るべき、ECの始め方/ECの未来

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集長 石郷が動画で解説。
「ECの始め方」、そして「ECの未来」とは?

中小機構が動画で解説!「ebizアカデミー」

 現在、日本企業のうち99.7%が中小企業だと言われている。大企業もさることながら、日本を経済を支え、元気づけているのは中小企業なのだ。そしてそんな中小企業たちを支援している団体がある。それが独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下、中小機構)である。

 中小機構とは、中小企業施策の総合的な実施機関としての役割を果たしている。そして日本の経済を支えている中小企業を元気にしていくため、創業から事業再生、災害対策などの安全網などまで、中小企業それぞれのライフステージや課題に合わせた支援体制を整えている。

 そして中小機構の事業の1つとして「中小企業のための本気のEC講座 ebizアカデミー」がある。

 ebizアカデミーとは、販路開拓支援として、EC市場への具体的な参入・運営方法についての講座形式の動画を作成し、毎週金曜12時に配信する。テーマは国内向けECサイト(国内編)、海外向けECサイト(越境編)、ITによる生産性向上(IT生産性向上編)、訪日外国客対策(インバウンド編)に分かれており、初心者でもわかりやすく伝えられている。また動画以外にも、全国各地でセミナーやイベントを開催したり、ネットショップコミュニティが運営するECカフェを開催したりしている。

 今回、ebizアカデミー動画にECのミカタ編集長が出演させていただいた。そして2016年10月28日(金)12時に出演動画の「ECの始め方」と「ECの未来」が公開。今回はその内容をご紹介する。

「『ECのミカタ』編集長に聞くECの始め方」

 「ECサイトの始め方について解説していきたいと思います。」と石郷。ECサイトを始める際には必ず支援企業が必要になり、支援企業がECサイトをサポートしながら運営していくという。もっと詳しく言うと、ECサイトが持つ悩みに対して支援企業が解決方法を明示していく。そしてECサイトと支援企業が二人三脚で、売上を伸ばしていくのだ。

 ECサイトを始めるにあたって、支援企業の存在は必要不可欠なのである。ECサイトに販売プラットフォームを提供するAmazon・楽天・ヤフーや、出荷業務を担う倉庫など、挙げていくときりがないが、これらが支援企業にあたる。(どのような支援企業があるのか知りたい方、ぜひEC業界相関図を参考にしていただきたい。https://www.ecnomikata.com/diagram/

 例えばショッピングモールに出店するとなっても、様々なショッピングモールが存在しており、それぞれで負担する費用もサービス内容も異なってくる。そして独自ドメインの店舗を持つ場合も、構築をサポートする支援企業の存在がある。一番手軽に独自ドメイン店舗を構築できるサービスとしてASPカートが挙げられるが、こちらもモール同様、サービスによって内容や費用が異なってくるのだ。そしてこれらを比較しながら、どの支援企業にサポートを依頼するかを検討する必要がある。

 では、ECサイトのどういった悩みに対して、どのような支援企業を選択していくべきなのだろうか?その答えは、実際の動画にて!


「『ECのミカタ』編集長に聞く ECの未来」

 「今回はECの未来について、お話ししていきたいと思います。」と始めた石郷。現在ECは大きな進化を遂げており、実在するリアル店舗に限りなく近づいてきているという。

 例えばアパレル商品を購入するとき、実際に商品に触れることができないため、ぴったりのサイズを購入できるのかといった不安があるだろう。しかしそんな不安を解決するサービスがある。それが株式会社メイキップが提供する「unisize(ユニサイズ)」というサービス。いくつかの質問に答えるだけで、この商品ではこのサイズがおすすめと提示してくれるのだ。そのため、今までサイズがネックとなってECでアパレル商品を購入しなかった人も、ECでアパレルの買い物を楽しむきっかけとなる。

 そして現在、「unisize」といった新しいサービスを始めとして、ECでの接客の在り方が変化してきている。ただお客様を集めるだけでなく、ユーザー情報や行動パターン、滞在時間などを分析し、いかに気持ちよく購入してもらうかに注目が集まり始めている。つまり、お客様に対して実店舗のような“おもてなし”を実現するのだ。そしておもてなしを行うための分析は、AIによって行われる場合がほとんどである。AIは日々、お客様のECサイトでも行動を分析し、機械学習することによって、接客の精度を向上させている。

 しかしリアル店舗に近づいているのは、いい話ばかりではない。クレジットカードの不正使用被害額が伸びているのだ。ではどのような対策を練ったらいいのだろうか?その答えは、実際の動画にて!


中小企業がECビジネスで成功するために

 中小企業がECというビジネスで勝ち抜いていくためには、事業者を支えてくれる存在が必要だ。EC支援企業に信託しても、ECのミカタに相談してもいい。そして、中小機構の「ebizアカデミー」のようなコンテンツを頼るなど、方法は様々だ。

 日本の中小企業の成功のために、中小機構は今日もサポートしている。

 そして中小機構のEC事業者を支える注目のコンテンツがもう1つ。ECやITの活用に取り組む中小企業・小規模事業者を対象に、3つのテーマで国内30都市においてセミナーを開催する。

開催期間:平成28年11月~平成29年1月
開催時間:13:30~16:30(受付13:00~) ※各会場共通
定  員:30名  ※各会場共通
申込方法:「ebiz オフライン」で検索し、ebiz アカデミーのWebサイトより申込。

【テーマⅠ】「稼げる経営体質をつくる!ICT活用術」
【講  師】独立行政法人 中小企業基盤整備機構 販路開拓支援アドバイザー
    一般社団法人 日本中小企業情報化支援協議会 事務局長 森戸 裕一 氏
【内  容】このセミナーでは、企業経営上重要な項目(財務、顧客、人材など)の目標や課題等を達成、克服するためのITツールの活用方法やモデルケースをわかりやすく紹介する。
【開催都市】札幌市、山形市、高岡市、長野市、名古屋市、神戸市、広島市、西条市、長崎市、那覇市


【テーマⅡ】「ネットショップの強みの発見&強化で売り上げ拡大!」
【講  師】独立行政法人 中小企業基盤整備機構 販路開拓支援アドバイザー
      株式会社バックキャスティング 代表取締役 菅原 渉 氏
【内  容】このセミナーでは、ネットショップが苦戦する理由を説明し、売れるための正しい努力の方法等について、簡単なワークを交えて、わかりやすく解説する。
【開催都市】函館市、郡山市、銚子市、名古屋市、鯖江市、和歌山市、高松市、岡山市、鹿児島市、那覇市

【テーマⅢ】「越境EC成功への10のポイント」
【講  師】中小機構 販路開拓支援アドバイザー
      株式会社プリンシプル 代表取締役   村田 光俊 氏
【内  容】このセミナーでは、越境ECの成功に必要な「現地の視点から考える」「売れる理由を明確にする」「越境EC取り組みの体制」などのポイントについて、具体的な事例を交えて解説する。
【開催都市】札幌市、青森市、甲府市、名古屋市、福井市、京都市、岡山市、松山市、宮崎市、名護市


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