セラン「xross data」にメール機能とLINE機能を追加

ECのミカタ編集部

株式会社セランは、LITEに始めるクラウド型マーケティングオートメーションツール「xross data」の新機能として、メールとLINE@アカウントに対応したコミュニケーション機能の提供を開始した。

企業のニーズに合わせてメールとLINEの利用が可能

 「xross data」とは、ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動を解析して個々を可視化し分析、顧客をセグメントすることができるサービスである。

 これまでは、セグメントしたリストを他社が提供するメール配信システム連携することで、リテンション施策のメール配信を実現していた。それが「xross data」にコミュニケーション機能を搭載することにより、同一の管理画面で分析、シナリオ設定、メッセージの管理と配信、効果測定を提供する使いやすいサービスになった。

 コミュニケーション機能では、メール配信に加え、LINE@アカウントへのメッセージ配信をオプションとして選択可能で、企業のニーズに合わせて利用することができる。

用途に合ったシナリオを設定

 「じっくり読んで欲しいメッセージ」は“メール”、カゴ落ちやプラウザ放棄などのリマインドは“LINE”、離脱防止やクーポンを使って掘り起こし施策は“メール”と“LINE”の双方に送るなど、用途に合ったシナリオを設定することができる。なお、シナリオの例は以下の通り。

【シナリオの例】
・カゴ落ち商品のリマインド
・プラウザ放棄した商品のリマインド
・お気に入り登録商品のリマインド
・会員登録後に未購入の会員に対してのフォロー
・最終訪問から〇〇日以上経っている会員に対しての訪問促進
・離脱候補者に対してのフォロー

 さらに、ユーザーがウェブサイトで発生したアクションに対し、最短で20分後にメッセージを配信することができる。例えば、購入フローの確認画面にアクセスした後に20分経っても購入アクションが無い会員に送料無料クーポンを送るなど、タイムリーな施策を実現する。

メールとLINE使い分けて情報を配信

 メール機能とLINE機能の特徴は以下の通り。

【メール機能】
・無料で使えるレスポンシブ対応のHTMLテンプレート
・HTML、テキスト、デコメ対応
・マルチパート対応
・デバイスの切り替えプレビュー
・ABテスト(未配信+コンテンツ別の配信割合設定可能)
・簡単に使える情報の差し込み設定
・開封タグ(HTMLメールのみ)

【LINE機能】
・多様なメッセージタイプ選択
・絵文字の差し込み
・通知サービス用のメッセージ設定
・アクションタイプの柔軟な設定
・簡単に使える情報の差し込み設定

 近年、LINEの利用者が増加し続けている。それを受け、EC店舗でもLINE@を利用して、LINEで情報を配信している店舗も多いのではないだろうか。今回、「xross data」にメール機能と共にLINE機能も追加されたことで、ユーザーとのコミュニケーションの幅が広がる。やはり、大事なメッセージは“メール”、クーポンや商品情報など素早い情報は“LINE”といったように使い分けることにより、ユーザーにとっても分かりやすいのではないだろうか。

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