台湾にコンタクトセンターを運営。トランスコスモスのECアウトソーシング

ECのミカタ編集部

トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:奥田昌孝)の100%子会社である台灣特思爾大宇宙股份有限公司(本社:台北市/総経理:植田克郎、以下、トランスコスモス台湾)は、台湾に初となるコンタクトセンター拠点「江子翠(こうしすい)センター」を開設。
10月31日に開所式をおこなった。
190席の規模で、台湾市場向けにコンタクトセンターサービスを提供する。

台湾コンタクトセンターから発信

台湾コンタクトセンターから発信写真左から、台湾コンタクトセンター発展協会(TCCDA) 常務監事 楊 致文(Jenny Yang)氏、日本台湾交流協会 経済・貿易相談室長 宮越朗 氏、トランスコスモス台湾 総経理 植田克郎氏、トランスコスモス 上席常務執行役員 山下栄二郎氏、トランスコスモス台湾 CC部門総監 柏木茂明氏。

トランスコスモスは2016年9月にトランスコスモス台湾を設立。台湾市場向けにデジタルマーケティングサービス、ECサービスなどを提供してきた。

新たに開設した江子翠センターでは、受注受付・アフターサポート・リコール対応などのインバウンドサービス、テレセールス・調査などのアウトバウンドサービス、チャット(bot/有人)サービスなどを提供する。
日本や世界各国におけるセンター構築・運営ノウハウを活かした品質管理・セキュリティ対策を行い、台湾市場にあわせたコンタクトセンター運営を提供していく。

台湾のコンタクトセンター市場はこれまで台湾のコンタクトセンター事業者のみが現地で事業展開していた。

トランスコスモス台湾が大手コンタクトセンター事業者として初めての外資系企業となり、今後、デジタルマーケティングサービスやECサービスとあわせた複合サービスの展開も行う。

製造・メディア・EC・旅行・金融などの顧客企業向けにサービスを提供し、2023年までに、1000席規模への拡大を目指している。

トランスコスモスのノウハウと台湾の技術力

トランスコスモスのノウハウと台湾の技術力

トランスコスモスは日本をはじめ30ヶ国を超える市場で、合計3万席を超えるアジア最大規模のコンタクトセンターアウトソーシング事業を展開している。

各国での長年の経験を活用し、台湾では人+AI+Dataを融合した新しいデジタルコンタクトセンターサービスを提供。さらには台湾でも科学技術の進歩は非常に早く、各社はAIなどの取り組みを急速に進めている。

デジタルコンタクトセンターをトランスコスモスの既存サービスであるデジタルマーケティングやECサービスと連動させることで、台湾においても独自のDECサービスの展開を加速していく所存だ。

トランスコスモスの「DEC」サービス

トランスコスモスではDigital Marketing、EC、Contact Centerの頭文字を取った「DEC」として組織を統合し、顧客向け企業へのサービス提供をおこなっている。

デジタル社会における消費者行動の変化に適応するため、企業のサービスもデジタルを軸に広告や購買、サポートまでをワンストップで提供する必要があると考えているためだ。「DEC」を実現するサービスとして、統合プラットフォーム「DECAds」を開発・提供している。

新たなカタチの「越境EC」

コンタクトセンターを各国の市場に合わせて運営することで、その国の市場に合わせたECサービスやデジタルマーケティングサービスを提供する。

特に科学技術の発展も目覚ましい台湾でなら、これまで以上のECサービスが展開される期待もでき、そこで生まれたサービスがまた世界に拡散する可能性もある。今後の越境ECにも注目だ。

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