リアルとバーチャルの融合!「JAM HOME MADE東京店」グッドデザイン賞受賞

ECのミカタ編集部

株式会社JAM HOME MADE(本社:東京都渋谷区/代表:高橋征明)は、店舗建築「JAM HOME MADE東京店」において、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン賞」を受賞した。
リアルとバーチャルを組み合わせる試みが、「難しい課題に空間として答える挑戦をしている」として評価された結果となる。

リアルとバーチャルの融合が高評価!

リアルとバーチャルの融合が高評価!

「JAM HOME MADE 東京店」は、「結婚指輪の自動販売機」と「仮想店舗を投影した内壁」により、リアルとバーチャルの融合を目指した店舗だ。

24時間購入可能な自動販売機を設置し、ECの来客のアバターを内壁に同時的に映し出し可視化することで、1分間に数万人が来店できる20 坪の空間を実現した。

ECの良点をリアル店舗に活かし、一見難しいとされる課題に挑戦している点が高く評価された結果、今回のグッドデザイン賞受賞にいたったという。

デザインには3つのポイントがある。
1)24時間いつでも結婚指輪が買えて作れる自動販売機を店頭に設置。
2)バーチャルの来客をアバターとしてリアルタイムで投影し、実店舗内に可視化。
3)ネット上の記録のように、リアル店舗にも来店の記録として履歴を残せる。

現代の消費行動を取り入れ、ジュエリー業界の敷居を低く

株式会社JAM HOME MADEの増井元紀ディレクターの狙いは、今回の取り組みによって、ジュエリー業界の敷居を少しでも低くすることにある。

ネットショップが台頭し、この20年あまりで消費者の購買行動は大きく変化してきた。購買行動が多様化する中で、如何に高い利便性とコミュニケーションを提供できるかどうかが消費者の心を掴む鍵となっている。

今回のリアルとバーチャルの融合といった現代の価値観を取り入れることで、ジュエリーを身近に感じられ、購入しやすくするのが目的だ。

Web関連企業も制作に参戦!リアルとバーチャルの融合への期待

Web関連企業も制作に参戦!リアルとバーチャルの融合への期待

今回、システムデザインを株式会社カヤック、システム制作を株式会社プレイドが担当している。2社ともWebサービスをメインに扱う企業であり、両社が実店舗の制作に携わることは、リアルとWebの垣根がすでに取り払われていることを色濃く感じさせる。

リアルとバーチャルの融合という新たな価値観が、今後どのように消費者の購買行動に影響していくのか、注目したい。


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