Z世代・ミレニアル世代女性の過半数が自身のコーデに満足していないことが判明、不満は「コーデのマンネリ化」

ECのミカタ編集部

株式会社STANDING OVATION(本社:東京都渋谷区神南1-9-10 番匠ビル4F 代表:荻田芳宏)が運営するオンライン・クローゼットアプリ「XZ(クローゼット)」は、アプリを利用するZ世代とミレニアル世代の女性ユーザー438名を対象に「ファッションコーディネート」に関する調査を実施し、その結果を発表した。

過半数が自身のコーディネートに「満足していない」

過半数が自身のコーディネートに「満足していない」

自分のコーディネートにどれくらい満足しているか聞いたところ、過半数の女性が日々の着こなしに何かしらの不満を感じていることがわかった。Z世代からミレニアル世代にかけて、コーディネートの満足度には変化が表れにくくなっており、未解決の課題があることがうかがえる。

不満のトップは「コーデがワンパターンでマンネリ化」

不満のトップは「コーデがワンパターンでマンネリ化」

自分のコーディネートに「満足していない」「どちらかといえば満足していない」と回答した人に対し、コーディネートについての不満や悩みを尋ねると、「組み合わせがワンパターンでマンネリ化」が約7割を超える結果となった。

Z世代は「自分に似合うコーディネートがわからない」「ダサいと思われていないか不安」「いつも同じ服だと思われていないか不安」が6割以上を占め、入学や就職といった環境の変化が多いことによる、人目を意識した悩みが上位にランクインした。

一方のミレニアル世代は、「ダサいと思われていないか不安」「いつも同じ服だと思われていないか不安」といったZ世代に多い悩みが20ポイント以上減少。「組み合わせがワンパターンでマンネリ化」「自分に似合うコーディネートがわからない」「地味になってしまう」が上位を占めていることから、人目を意識することよりも、自分らしく、いつも新鮮な気持ちでファッションを楽しみたいという欲求がうかがえる。

「着回しを意識して洋服を買う」が約9割

「着回しを意識して洋服を買う」が約9割

「組み合わせがワンパターンでマンネリ化」してしまう悩みを解決するために、洋服を購入する際「着回しできるか」を意識しているか聞いたところ、Z世代・ミレニアル世代の約9割が「着回しを意識する」と回答した。

ミレニアル世代よりもZ世代の方が「とても意識する」と回答している割合が高く、買い物への慎重さや手持ち服を活用したい気持ちがより強いことが感じられる。

実際には「着回しできていない」と感じている人が過半数

実際には「着回しできていない」と感じている人が過半数

一方で、自分のコーディネートは着回しができていると感じるか尋ねると、「着回しができていないと感じる」「どちらかといえばできていないと感じる」と回答した人が過半数を占める結果となった。

このことから、着回しを意識して購入したはずが、実際には十分に着回しができていないと感じている人が多いことがわかった。

着回しができない理由は「組み合わせが思い浮かばない」

着回しができない理由は「組み合わせが思い浮かばない」

着回しができていない理由を聞くと、「組み合わせがワンパターンしか思い浮かばないから」という理由が大半を占め、自力で何パターンもの組み合わせを考えることの難しさが目立った。

また、ミレニアル世代の特徴として「つい近くに置いてある服や、着やすい服を手に取ってしまうから」「時間がなくて着回しを考えていられないから」がZ世代と比較して約8ポイント増加していることから、仕事や家事・育児などで、着回しをゆっくり考えるための時間が取りにくいといった生活背景も垣間見える。

1着で「4〜5パターン」のコーデが組めるのが理想

1着で「4〜5パターン」のコーデが組めるのが理想

さらに、1着のアイテムをどれくらい着回せるのが理想か尋ねると、Z世代では「2〜3パターン」「4〜5パターン」が9割を超えた。ミレニアル世代では「2〜3パターン」「4〜5パターン」が8割を超え、さらに「6パターン以上」を求める声が増加した。

このことから、1着につき複数パターンのコーディネートを組む「着回し上手」になることで、毎日のコーディネートを新鮮に感じることができ、自身のファッションへの満足度が高まると考えられる。

ECサイトの販売ページにスタッフのコーディネートを掲載するなど、他商品と組み合わせたコーディネート例を充実させることもその一助となりそうだ。

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