LINEとYahoo!Japan、検索事業の連携強化 「LINE Search」が「Yahoo!検索」になって利便性向上

ECのミカタ編集部

LINE株式会社(以下、LINE)とヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、検索事業における連携を強化し、2023年6月下旬より「LINE Search」のweb検索を「Yahoo!検索」に切り替えると発表した。

LINEアプリからYahoo!検索ができるように

Zホールディングス株式会社がLINE株式会社、ヤフー株式会社との合併により、2023年10月1日付で社名を「LINEヤフー」に変更すると4月に発表。別の子会社を含め5社を合併する形だが、これに合わせてさまざまな変革を計画。今回の発表も、その一つだろう。

「LINE Search」はLINEスタンプ、着せかえ、LINE公式アカウント、オープンチャット、友だちやトークといった「LINE」アプリ内のコンテンツの検索やweb検索が可能だった。もともとは2018年2月から「LINE」アプリの「ニュースタブ」で提供していた検索機能を、2019年6月に「LINE Search」としてアップデートし提供していたものだ。

一方「Yahoo!検索」は、Yahoo! JAPANにおける主要サービスの一つであり、日本のユーザーのあらゆる「知りたい」に応え、生活をより便利で豊かにする情報をわかりやすく検索できるサービスとして親しまれてきた。

今回、「LINE Search」におけるweb検索を「Yahoo!検索」に切り替えるのは、検索事業における連携を強化し、検索におけるユーザー体験のさらなる向上を実現する狙いからだという。

「LINE」アプリを起動したまま手軽に「Yahoo!検索」を通したweb検索ができる

「Yahoo!検索」では、ユーザーの検索体験がより良いものとなるように、さまざまな工夫を行っているという。

例えば、ショッピングモールなどの「施設名」で検索すると、当該施設の一般的な情報に加え、“混雑予報”や“クチコミ情報”などをまとめて確認できる。また「飲食店名」や「東京 ラーメン」などと検索すると、店舗名や場所だけでなく、“メニュー”や“クチコミ情報”なども確認可能。よりユーザーの好みや目的に応じた情報に容易にたどり着くことができるという。他にもスポーツイベントや選挙などの国民的イベントの開催に合わせた“日程・速報・結果”などの情報、“台風” “地震” “津波” “河川氾濫”などの災害時や感染症などの有事の際は、国や自治体による信頼できる情報を、より見やすい検索結果として提供している。

「LINE」アプリを起動したまま手軽に「Yahoo!検索」を通したweb検索ができる点からしても、エンドユーザー視点で言えば、連携強化は利便性が高まるだけで悪い話ではないだろう。

なお対象となるのはLINE画面上の「ニュースタブ」の検索窓、記事の文中に差し込まれているリンク、LINE NEWS ウィジェットからの検索となる。


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