今週は物流業界に大打撃を与える千葉県を中心とした台風13号の襲来が大きい1週間だった。今週、ECのミカタで読まれた記事の上位5本と注目記事を紹介する。

1位：千葉県や福島県の一部地域に配送遅れ　台風13号の影響　日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の対応まとめ【2023年9月11日11時現在】

台風13号による大手配送業者「日本郵便」「ヤマト運輸」「佐川急便」の配送遅延状況をまとめた。物流業界を中心に、EC事業者にも荷物遅延は気になるニュースだろう。

EC業界専門メディアとして、編集部としては今後も積極的に取り上げていく。

千葉県や福島県の一部地域に配送遅れ　台風13号の影響　日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の対応まとめ【2023年9月11日11時現在】

2位：「クロネコDM便」「ネコポス」終了へ…2024年問題を前に日本郵政とヤマト運輸が協業

日本郵政とヤマト運輸が協業を2023年6月に発表した。2023年10月から「ネコポス」、2024年1月31日に「クロネコDM便」が協業を機にサービスを終了する。今後は統合し持続可能な物流サービスを推進していくための対策がとられるようだ。

協業もそうだが、EC事業者の「商品に合わせてリーズナブルに配送したい」を叶えるため各社、封筒型や取り扱いサイズ拡大など様々な施策がでている。EC事業に欠かせない配送サービスの発信は編集部としては重要だと考える。

「クロネコDM便」「ネコポス」終了へ…2024年問題を前に日本郵政とヤマト運輸が協業

3位：Amazonプライム会費値上げ発表　非会員向けの配送料は変わらず

3位は、アマゾンジャパンが2023年8月24日より、AmazonプライムとPrime Studentの会費の値上げを発表したニュース。8月に読まれた記事と同順位となっており、関心の高さが伺える。

プライム会員の年会費1000円の値上げなど、その詳細を伝えた。今回は通常配送料の変更は発表されなかったが、ガソリン価格の上昇は止まっておらず、引き続きAmazonの動向を注視していく必要があるだろう。

Amazonプライム会費値上げ発表　非会員向けの配送料は変わらず

注目記事：人気文房具店「カキモリ」の海外展開を支える、DHLの国際エクスプレスサービス

今週の注目記事は、国内はもとより海外30カ国の文具ファンを虜にしてきた「カキモリ」の記事。「カキモリ」は海外から多数のお客様が訪れる店舗でだったが、コロナ禍で来客数が激減。越境ECを本格的に強化してからの課題や、DHLジャパン株式会社の物流サポートなど詳しく聞いている。

人気文房具店「カキモリ」の海外展開を支える、DHLの国際エクスプレスサービス

編集部後記

2023年9月8日から9月14日までの1週間でよく読まれた記事を紹介した。

4位以降は下記の通り。

4位：2023年8月の景気動向　悪化する業界が多い中、プラスになった業界は？
5位：EC消費者意識調査レポートを公開　コロナ禍を経て消費者意識に変化、購買行動の傾向からOMOの必要性が明確に

今週の台風はもちろんのこと、大手宅配業者に関連する記事が読まれる傾向にあった。また、ランクインはしていないがガソリンの記事などの燃料費高騰、景気についての関心も高まっている。社会情勢も加味しつつ、物流業者やEC事業者の動向を追っていきたい。