Facebook広告APIを活用した広告運用ツール「Datos（ダトス）」α版サービス開始
累計10億円以上の広告展開を運用してきたノウハウを反映
株式会社アドロール東京本社、新設

日本初のFacebook広告代理店がノウハウを注ぎ込んだツール

株式会社ココラブル（以下、ココラブル）は、米Facebook社（以下Facebook社）が提供する、Facebook広告APIを活用し、広告運用ツール「Datos（ダトス）」を開発。2015年3月より、α版としてサービス開始すると2月25日に発表した。
ココラブルは、2011年より広告運用事業を開始。主にFacebook上でのECやWebサービスのクライアントを中心に、累計10億円以上の広告展開を運用してきた。「Datos」は、そのノウハウを詰め込んだもの。主にダイレクトマーケティング目的での利用に適した広告管理ツールとなっており、クリエイティブの要素単位やターゲティング別でのレポートが可能。広告経由の売上やROAS（売上／コスト）まで可視化することができる。
また、Facebook広告のターゲティング機能を利用することで、既存顧客に向けたコミュニケーションも可能。さらに、Facebookを利用した顧客情報の記録・管理を行うことで費用対効果も高められる。
α版のリリース時点では、限られた広告主様のみのクローズドリリースとなるが、順次、インハウスで広告を出稿する広告主、運用工数を下げたい広告代理店向けにサービスを展開していくとのこと。

情報・通信の企業広告に勢いがある傾向

2月26日には、世界最大規模のリターゲティング・プラットフォームを提供する米国AdRoll（以下、アドロール）が、サンフランシスコ本社、ニューヨーク、ダブリン、シドニー、ロンドンに次ぐ拠点として、東京オフィス（株式会社アドロール東京本社）を新設。3月より営業活動を開始するとの発表があった。アドロール代表取締役社長は、元Google Japan代表が就任し、400億ドル（4.75兆円）規模の日本の広告市場へ参入し、積極的に拡張へ投資するとしている。
電通総研メディアイノベーション研究部の調べによると、2014年のテレビ・新聞・雑誌・ラジオの4媒体における情報・通信の企業広告費は、前年比156.8％と驚異的な増加となった。総額は731.6億円にも上る。その勢いは「Datos」登場やアドロールの参入で、益々活性化していくだろう。