EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪

2016/02/20

石郷“145”マナブ

2/14〜2/20のNewsをギュギュっとまとめました！

こんにちは～。ECのミカタ編集部石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで！編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。
これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫！一週間特に注目された記事は…！

【速報】楽天ANAマイレージクラブカード始動！【ECのミカタ】
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8064/

楽天 2015年度決算発表！海外事業の撤退で見える理念【ECのミカタ】
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8057/

潜入レポ！楽天、ヤフー登壇「模倣品購入の実態と対策」【ECのミカタ】
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8037/

訪日ショッピング客は、多言語対応Webサイトを切望（GMOリサーチ調べ）【ECのミカタ】
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8074/

楽天の決算発表は何かと話題になりました。
・まず楽天の27年12月期の連結業績（平成27年１月１日～平成27年12月31日）は、売上収益7135億5500万円（前年期19.2%増）としてます。

・業績のハイライトとしては、連結売上収益が過去最高の+19.2%（前年同期比）であること、Non-GAAP営業利益（ノンキャッシュアイテムを除いた、過去との連続性を重視した営業利益）が+28.8％（前年同期比）と大幅に成長を見せ、グローバル流通総額が9.1兆円で+22.8%（前年同期比）、Ebates流通総額約50億ドルで+42.5%（前年同期比）、楽天カード取扱い高 4.2兆円で+20.2%増になっていることを前面に打ち出しています。

　あとは、何といっても、今回の決算発表においては、主に今後の戦略を「vision2020」と銘打って、そこに沿った形で、決算を振り返っているのが特徴だったように思います。
　まず大きく分けて３つの指針として、
・strong
・smart
・speed
…を掲げています。

要は、今後の施策をここに絞ることで、安定的な収益を長期的に持続できるビジネスを確立しつつ、イノベーションができる土台を作り上げたい、としていて、ここで、この３つにそぐわないものは、省くとしています。

　具体的には、アメリカに関しては、自社販売を中止にして、Ebatesとマーケットプレイスに力を入れていくとし、ブラジルに関しては、マーケットプレイスビジネスをやめてSaaS（必要な部分を必要なだけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアの提供）だけにして、事業の選択と集中を行うというわけです。

　まず、東南アジアでも、その動きはあって、タイに関しては、マーケットプレイスを他社へ譲渡。インドネシアに関してもそれをクロージングしていき、その代わり、伸びている「ラクマ」に注力する。この理由として、地域的な消費者の行動、ロジスティックの環境において、CtoCの方が向いているだろうと判断した結果のようです。

　一見すると、業績がなんだとか、言われたりするのですが、僕はそうは思わなくて、新たな事業に積極的に展開し、ダメだとわかれば、迅速に決断するのは、むしろビジネスなのだから、当然だと思います。いつまでも既存の事業にとらわれて、会社が本当に傾いてからでは、遅いのですから。

　決算とも絡むのですが、楽天ANAマイレージクラブカード登場のニュースもよく読まれました。ショッピングと並んで、旅行というのは、娯楽の大部分を占める要素であり、ここにおける両社の親和性を一層高め、楽天にとっては、今後、楽天は楽天経済圏のさらなる足場固めといった気がします。
　こういうポイント関連は、いろんな会社にじわじわと広がっていて、個人的に、ちょっと気になったのが、じぶん銀行のニュース。KDDIが、じぶん銀行を所属銀行とする銀行代理業に係る業務追加（「円預金、外資預金の受け入れ」ならびに「個人向け貸付（カードローン、住宅ローン）」を内容とする契約締結の媒介）について金融庁の認可を得て、2月16日より実施する、と発表した件です。
　じぶん銀行は、KDDIが提供する「au Wallet」とも親和性が高い。例えて言うなら、じぶん銀行を支払口座に設定したau WALLET クレジットカードでau 利用料金を支払うと、au利用料金分について1年間ポイント3倍つくなどの特典があります。じぶん銀行でできることが増えること、それは、ユーザーが増えることを意味して、また、それは、au WALLET Marketの利用に少なからず好影響だと思われるのです。いろんな意味で各社色々な囲い込みが始まっているように思えます。

というわけで、先週一週間をおさらいし、次の一週間に繋げる為の「1週間まとめ」、今日はこのへんで。それではまた！新しい一週間がさらに輝くものとなりますように。また、来週お会いしましょう！