「多様化する入浴」浴室掃除の自動化・外部化意向も上昇傾向 東京ガス調査
東京ガス都市生活研究所は2026年4月24日、生活者の入浴に関する意識と実態をまとめた都市生活レポート「現代人の入浴事情2026」を発行した。
調査概要
◆調査時期:【夏調査】2025年8月/【冬調査】2026年1月
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:一都三県在住15~79歳の男女
◆調査人数:2600名(10代は中学卒業以上)
◆出典:現代人の入浴事情2026(東京ガス株式会社)
※本レポートは、2025年および2026年に実施した調査の結果をまとめたもの。
「シャワー入浴派」は30代以上で増加
本調査によって、若年層で高かった「一年中シャワー入浴のみ、またはシャワー入浴が多い」スタイルは、30代以上でも増加していることが明らかとなった。
特に60代で2019年の前回調査からの増加幅が大きく、シャワー入浴派の年代差が縮小。効率性を重視する入浴スタイルが、幅広い層に定着してきていることが明らかとなった。

冬季平日の入浴時間については、10代女性の平均入浴時間が32.3分と全年代で最も長くなった。
浴槽入浴中に「スマートフォンを使う」「歌を歌う」「音楽を聴く」と回答した割合も他年代より高く、入浴が「自分のための時間」になっている様子がうかがえる。

浴室掃除の「自動化・外部化」への意向が上昇
浴室掃除を「面倒」「負担」と感じる人は多く、「浴室掃除を自動で行う機械」「浴室掃除の外部サービス」にお金をかけてもよいと考える人は、2014年、2019年の調査と比較して増加している。

また、入浴を面倒に感じて控える行動を指す俗語「風呂キャンセル界隈」という言葉について、今回の調査では10代で7割以上、20~30代では6割近くが「聞いたことがある」と回答した。

入浴は「汚れを落とすだけではない」時間に
東京ガス都市生活研究所は、本調査結果について次のようにコメントしている。
「本レポートでは、『入浴を好む人が多い傾向』は今も全年代に共通している一方で、入浴のスタイルや入浴時間の過ごし方は、世代やライフスタイルの変化とともに多様化している実態を明らかにしました。30代以上で『シャワー入浴派』が増加していることや、10~20代では入浴が自分のための時間として位置づけられていることなどから、現代人にとって入浴が、ただ汚れを落とすだけではない大切な時間であることがうかがえます」
近年では、ライフスタイルの多様化やデジタルデバイスの普及、さらには「コスパ」や「タイパ」意識の高まりにより、入浴のスタイルにも変化が見られている。
バスグッズや周辺商材を取り扱う事業者にとって、「入浴時間の価値変化」を踏まえた商品提案が求められそうだ。


