売上拡大のヒントを探れ!Amazonビジネスレポートから読み解く売上改善方法
こんにちは!
アグザルファのAmazon専門コンサルタントです!
皆様はAmazonで売上拡大を目指す上で、当然ながら日々の売上やセッション数、転換率を確認されていますか?
毎日数字を追って分析をしていくことは、正直結構大変な作業ですよね。
ですが、少しの数値の変化でも素早く気付き対策を行うことで、売上をさらに増加することができたり、減少傾向を途中で食い止めることができたりと、日々の売上を含めたデータの確認は重要な気付きを与えてくれます。
今回は、普段ビジネスレポートを確認する癖がない方や、どうやって活用すれば良いのかイマイチ分からない、といった方に向けて売上拡大のヒントを探れる「ビジネスレポート」について解説いたします!
Amazonビジネスレポートについての詳細はコチラから!
⇒ https://bit.ly/2omhn4b
「ビジネスレポート」とは
Amazonでは、出品者向けに提供しているレポート類が多数存在しています。
支払い手数料などを含んだ「ペイメントレポート」、各注文の詳細を記載した「全注文レポート」など、この他にもFBAに関するレポートなど多岐に存在します。
今回解説する「ビジネスレポート」は、売上実績からアクセス数などのデータが確認できるレポートとなっております。
「ペイメントレポート」など他のレポートでは、手数料が計上されていたり、キャンセルされた注文が含まれていたりなど、純粋な売上データだけをすぐに確認することが難しい場合がありますが、「ビジネスレポート」では商品代金売上のみが表示されます。
「ビジネスレポート」上で、売上確認だけでなく、アクセス数や転換率なども併せて確認できますので、毎日の売上確認を行う際には、「ビジネスレポート」を参照いただくことを推奨しております。
ビジネスレポートの主な項目
商品登録や注文・出荷対応など、日々の優先業務が忙しいと、なかなか売上分析をする時間が確保できない場合があるかもしれません。
売上が良かった、悪かったという感覚値で過ごし(もちろん、この感覚も大切!)、Amazonから提供されているデータを活用せずに出品継続されている方もいらっしゃるでしょう。
売上が上がったときは嬉しいだけにせず、さらに売上を伸ばす施策を行う。
売上が下がったときは慌てず、原因を探りさらなる低下を防ぐ。
といったように、売上に上下変動があった際には、その要因を探ることがとても重要です!
なぜなら、その要因を見つけることで今後の売上改善に繋げられるポイントとなるからです。
それでは、まずはビジネスレポートで出力できる主な項目を確認しましょう。
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・注文商品売上 (★)
・注文された商品点数
・注文品目総数
・品目あたりの平均売上
・品目あたりの平均点数
・平均売価 (★)
・ページビュー
・セッション (★)
・カートボックス獲得率
・注文品目数セッション比率 (★)
・平均出品数
※各データのB2B経由実績も閲覧可能
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補足となりますが、Amazonにおける「ページビュー」と「セッション」の違いをご存知でしょうか?
ページビュー:
商品ページを購入者に閲覧された数。
同一ユーザーが2回閲覧した場合は「2」とカウントされます。
セッション:
商品ページに購入者が訪問した数。
一定期間に同一ユーザーが2回閲覧しても「1」とカウントされます。
ビジネスレポートで特に注目すべき項目は、★マークがついている4項目。
・注文商品売上
・セッション
・注文品目数セッション比率
・平均売価
大事な項目といわれても、何を改善すれば良いのかわからない・・・
と思った方に「項目別で見分ける売上改善ポイント」を解説いたします!
ひとまず、この4項目を少し頭の中に置いておいてくださいね。
項目別で見分ける売上改善ポイント
「ビジネスレポート」を眺めていても、日毎の売上や注文数やセッション数などが、どのようにして売上改善へのヒントとなるのか、ピンときませんよね。
それでは、まずは売上方程式を意識してみましょう!
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アクセス × 転換率 × 客単価 = 売上
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売上方程式はAmazonに関わらず、どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか?
実は、この売上方程式をAmazonに置き換えてみると、改善すべきポイントが見つけやすくなりますよ!
Amazonに置き換えると、このようになりますね。
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セッション × セッション比率 × 平均売価 = 注文商品売上
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これにならって解いていくと、項目ごとに下記のような改善ができます。
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セッション(アクセス)が低い場合:
検索キーワード対策・商品名・広告の見直し改善 など
セッション比率(転換率)が低い場合:
商品画像の改善、箇条書きやA+コンテンツに商品情報の不足がないか(充実化)など
平均売価(客単価)が低い場合:
セット品展開、複数購入キャンペーン促進 など
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このように、改善したいけれど何から着手すれば良いか迷走されている方は、こちらの改善ポイントを元に施策を進めてみてください。
各項目が「低い」場合での一例となりますが、反対に「高い」場合であっても、さらに延ばすための施策ポイントとしてご参考ください。
なお、相乗り出品され、競合している商品の場合は、日付別の「カートボックス獲得率」を確認することで、タイムリーに入れ替えが生じるカート獲得状況について、大体どのくらいの割合で自社がカートを獲得しているのか参考にすることができます。
ビジネスレポートの見方1:日別・週別・月別
ここからは、実際に「ビジネスレポート」の見方を大きく3パターン解説いたします。
レポート > ビジネスレポート > 日付別 「売上・トラフィック」
「表示:」で「日別」「週別」「月別」で表示できますので、確認したい表示方法をチェックしてください。
ビジネスレポートページ上の右側に縦に「項目」というタブがあります。
ここをクリックすると、ビジネスレポートに表示・非表示させる項目を自由に選定することができます。
さらに、折れ線グラフへ表示させたい場合は、各項目の右端の「+」をクリックすることで追加されますので、グラフを活用して、注文商品売上・セッション・注文品目数セッション比率・平均売価を比較してみても良いでしょう。
日別・週別で分析できる内容は、反応の良い曜日や日にちが見えてくることが挙げられます。
月初・月中・月末、特定の曜日などで、毎月売上やセッション数が良い時期があれば、セール開催をして見るなど、期間限定での施策を打つことができます。
なお、ビジネスレポートは「直近2年間」までしか遡ることができませんので、必要であれば定期的にログを取っておくことをお勧めいたします。(2年以上前のデータは自動的に削除されていきます)
「ダウンロード」をクリックすると、現在表示させている結果がcsvファイル形式でダウンロードされます。
ビジネスレポートの見方2:ASIN別
ビジネスレポートでは、バリエーションを組んでいる商品に対して、親ASIN別と子ASIN別で確認することができます。
ASIN別(=商品別)で結果を確認したい場合は、子ASINベースの「(子)商品別詳細ページ 売上・トラフィック」より確認する方法をお勧めいたします。
こちらのビジネスレポートも「直近2年間」までの閲覧となりますが、「ダウンロード」をクリックすると、現在表示させている結果がcsvファイル形式でダウンロードされます。
また、注文数やセッション数など各項目をクリックすることで昇順・降順で並び変えることができますので、商品別売上状況の確認などで活用することができます。
・親ASINベースで確認をする場合はこちらから
・子ASINベースで確認をする場合はこちらから
売上ダッシュボードで見るリアルタイムな売上
ビジネスレポートにアクセスをすると、「売上ダッシュボード」がデフォルトで表示されます。
ここではリアルタイムの売上を確認することできます。(15分ほどの差異あり)
「売上ダッシュボード」の便利なところは、昨日の売上をすぐに簡単に確認できることです。
といいますのも、ここまで解説してきた
「ビジネスレポート」では、日々の売上やセッション数などのデータが正常に反映されまで時間がかかります。
昨日の売上を確認したくても、1日遅れでやっと反映される、もしくはそれ以上かかる場合も頻繁に起きています。
ですので、そのようなときは「売上ダッシュボード」の日付から「自由選択」を選択して「昨日の日付」を指定し「適用」をクリックしてください。
昨日分の「注文商品の売上」、「注文商品数」、「品目あたりの平均商品数」、「品目あたりの平均売上」を確認することができます。
まとめ
「ビジネスレポート」は、Amazon出品において、売上の「波」を察知し、施策や対策を施すことができる重要な分析ツールです。
「ビジネスレポート」の見方がよく分からない方、億劫だなと思っている方、まずは一定期間でも良いので、毎日「ビジネスレポート」を見続けて、色々と触ってみてください。
徐々に自分なりの見方が確立でき、商品ごとの売上特性のようにデータから新しい気付きが見えてくるはずです。
「ビジネスレポート」ぜひ活用してみてくださいね!
少しでも、本記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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