EC宣伝・集客に最も効果的なSNS”Instagram”活用例

ECのミカタ編集部

国内最大級のネットショップ開設サービス「STORES.jp」を運営している株式会社ブラケットは、ショップ開設する人に「ショップの運営・告知」に関するアンケート調査を実施した。この調査では、ショップの宣伝・集客に最も効果的なSNSはInstagramと考えられていることが明らかになった。そこで調査の結果から、効果的なInstagram活用法を考えていく。

EC運営者の41.4%がInstagramを活用

 調査結果によると、ストアの宣伝・集客に効果的なSNSは、「Instagram」(41.4%)が最も多く、ネットショップ運営者がInstagramを効果的に活用していることが判明した。

 例えば、男の子の子供服を販売するネットショップ「beaucoup.」では、Instagramは感度が高い人、ファッションが好きな人が集まる上、ユーザーとの距離が近くコミュニケーションが取りやすいことからInstagramを活用している。子供の幼稚園のバス待ち時間など空いた時間に、ハッシュタグの活用と、ネットショップへの導線を作ることを意識しながら投稿するそうだ。

 さらに、ファッション小物セレクトストア「setagaya*mama」では、ファン層を広げるツールとしてInstagramを活用している。運営者が1人であるため、毎日投稿することは難しい。しかし、「世界観=ブランドイメージ」を守るために、1つ1つの写真に強いこだわりを持ちながら投稿するという。

Instagramの特色「購買促進」と「認知拡大」

 今回の調査結果でInstagramは、アイテムをそのまま掲載するのではなく、使用シーンを取り入れ、そのショップならではの「世界観」を表現しているアカウントが多い傾向にあった。また、「#アクセサリー」などのハッシュタグを上手く活用しているネットショップも目立った。

 株式会社サイバー・バズの「ハッシュタグ検索と購買行動の関係性」によると、61.5%はハッシュタグ検索をするそうだ。さらに、ハッシュタグ検索から41.5%が購入した経験があるという。つまり、ネットショップのInstagramにハッシュタグを活用することは効果的ということだ。

 さらに、今回の調査で「フォロワー数の多さ=販売に繋がる」と一概にも言えなく、フォロワー数よりも「いいね数」を重視しているネットショップも見られた。それは、購買行動よりも認知を拡大することを目的としているのだろう。

 こういったように、Instagramには「購買促進」と「認知拡大」のネットショップには欠かせない要素が詰まっている。ただし、ただ投稿をすれば良いというわけではなく、顧客層によって投稿の仕方に工夫が必要なことが、今回の調査結果からも明らかだ。Instagram活用を考える企業はぜひ参考にしてみてほしい。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事