ShopifyにAmazon Payが導入開始。日本市場での追撃の狼煙となるか

ECのミカタ編集部

 カナダ発のECプラットフォームであるShopify Inc.(以下、Shopify)は、⽇本市場におけるAmazon Payの導⼊を10月26日より開始すると発表しました。

 Shopifyは、高機能なECストアを手軽に作ることができるサービスだ。国内販売から越境ECまで行える便利なプラットフォームで、バックオフィスからIoTに渡るまでECに関わる事業を網羅している。

 Web、モバイル、ソーシャルメディア、マーケットプレイス、⼩売店などの複数の販売チャネルを持つオンラインストアの作成、カスタマイズ、管理を簡単に⾏うことができ、現在までに約175ヵ国、500,000以上の企業をサポートしている。有名大手企業も多数Shopifyを利用しており、その価値が証明されている。

 そのShopifyに10月26日より、Amazon Payの導⼊が開始されます。

 Amazon Payは、Webショップで会員登録をしなくても、Amazonのアカウントを利用して、登録されているクレジットカード番号や配送先情報などを反映させ、そのまま決済することができる。これにより、ユーザーはスピーディーで安全な決済を⾏うことが可能となる。煩雑な入力の時間を省くことで、オンラインストアでの⽀払いをより簡単にすることで、商品購⼊率の向上が期待できる。

Shopifyのこれからの展開に期待が膨らむ

 世界中のユーザーから支持されている実績と信頼性、そしてAmazon PayやPayPalを搭載することで強固な決済セキュリティを兼ね備えたShopifyは、特にグローバル展開を考えるEC事業者には、非常に優れたツールだ。

 月額29ドルから利用でき、売上に応じて取引手数料がかかるという仕組みで、上位プランになると取引手数料の料率が減る。基本的な機能は月額利用料金の中に含まれており、これにカスタマイズを加えていくと追加料金がプラスされるイメージだ。

 PayPalとともに日本市場においてのビジネス拡大を目指すと発表し、大きな話題をさらったShopify。既存のECプラットフォームから乗り換えるという選択の中に入るにはもう少し時間がかかるかもしれないが、こういった機能の充実と、日本の商習慣に対応したインターフェイスを作り出すことができれば、爆発的に利用者は増える予感がする。さらなる展開に期待が膨らむ。

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