デジタルとプリントメディアの強みを生かした高精度マーケツール『Re;p』が登場

ECのミカタ編集部

株式会社ファインドスター(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡邊 敦彦、以下「ファインドスター」)は、デジタル印刷テクノロジーを活用したプロダクションワークフロー構築を支援する、株式会社グーフ(東京都港区浜松町、代表取締役 CEO:岡本幸憲、以下「グーフ」)と共同開発した「Re;p(リップ)」の提供を開始した。

見直されるプリントメディア

これまでDM等のプリントメディアによる顧客へのリテンションは、リーチ率の高さやクリエイティブの豊かさから高いレスポンスを実現してきた。しかし、制作等の準備期間に時間を要するため、Eメールやアプリのプッシュ通知のように、即時性高く顧客一人ひとりに最適化されたリテンション施策として活用することは困難な面も大いにあった。

一方で、昨今のデジタルマーケティングの課題として、メルマガ開封率の低下や、クーポンなどのインセンティブを前提としたリテンションの乱発が挙げられる。その解決策の一つとして、高いリーチ率とより顧客の心に残るプリントメディアの価値が見直されつつあり、「デジタルとアナログの融合」がにわかにマーケティングの新潮流として認識されるようになってきているのも事実だ。

より深い顧客接点の構築が可能となる

より深い顧客接点の構築が可能となる

そのような状況を踏まえて今回、提供が開始された「リップ」は、デジタルマーケティングにおける高いパーソナライズ性を、DM等のプリントメディアにもたらすための革新的なソリューションとなっている。

つまり「リップ」は、プリントメディアが持つ高いレスポンスの強みはそのままに、課題であった最適なタイミング・最適なコンテンツによるCRMを、デジタルマーケティング施策と同列で実現することができるツールなのだ。

例えば、 Eメール等のデジタル・コミュニケーションを好む人には“デジタル”を用いて、DMやカタログ等のアナログ・コミュニケーションを好む人には“アナログ”を用いて、購買確率が最も高まる一人ひとりの「パーソナライズされたタイミング」で、購買意欲が最も高まる一人ひとりの「パーソナライズされたコンテンツ」を届けるといった、顧客視点のコミュニケーションが、デジタルとアナログの垣根を越えて可能になることで、企業はより深い顧客接点の構築が可能となる。

両社の強みを持ちより「リップ」として結実

両社の強みを持ちより「リップ」として結実

「リップ」は、それぞれの業界におけるリーディングカンパニーであるファインドスターとグーフの強みを最大化させるソリューションともなっている。ファインドスターは15年に及ぶダイレクトマーケティング領域のノウハウを活用し、勝ちパターンをつかむシナリオ設計・運用、レスポンスを最大化させるクリエイティブA/Bテスト実行をサポートしてきた。

また、グーフはデジタル印刷機を用いた長年の事業支援により培われたプリントメディアの生産性コントロールノウハウを用いて、「1枚でも1万枚でも同じ納期・同じコスト(単価)」を実現するソリューションを提供している。

両社のこれらの強みを持ちより、「リップ」として結実したのだ。こうして生み出された「リップ」は、「入れて終わりのソリューション」ではなく、フィジビリティとスケーラビリティが担保された確実に企業の顧客体験価値を向上させるソリューションとして提供が可能となる。

さらに、「リップ」導入企業がMAツールをご利用の場合、2つのソリューションを連携させることで、プリントメディアを活用したリテンション施策の自動最適化が実現できる。例えば、ECサイトでは一般的な「カゴ落ちメール」シナリオにおいて、Eメールと同じタイミングで紙DMの発送手配をかけるといったこともできるようになり、メディアを横断した立体的な顧客コミュニケーションが実現できるのだ。

紙媒体はあらゆる局面で「もはや過去のもの」として語られる事も多かった。コンテンツやマーケティングツールとしてもデジタルへの移行は抗しがたい大きなうねりのようにも思える。

しかし、デジタルとプリントメディアで確かな実績を積み重ねて来た両社の出した解は、「デジタルとプリントメディアの融合」であった。双方の媒が体持つ特性を踏まえた上で顧客に最適化した発信を行うには、むしろ当然の帰結とも言える。それを実際のツールやサービスとして結実させることは、やはりその分野での実力企業でしか成し得えなかったとも言えるだろう。

より高い精度の顧客へのアプローチという文脈に留まらず、デジタルとプリントメディアの今後のあるべき方向性について極めて示唆的なニュースであるのは間違いない。

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