ポケットマルシェ、在庫が滞留している農水産物を送料無料とする農林水産省の事業に参画

ECのミカタ編集部

株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市/代表:高橋博之、以下 「ポケットマルシェ」)は、農林水産省の生産者支援事業に参画する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で出荷が停滞した生産者を支援するため、ポケットマルシェ上で購入できる対象品目の送料が当該事業により補助され無料となる。

新型コロナウイルスの影響を受けた農水産物が送料無料

ポケットマルシェは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で在庫の滞留等が顕著な農水産物の送料を補助する農林水産省の生産者支援事業に参画する。

農林水産省に指定された品目の農水産物は、当該事業によってインターネット販売時の送料が補助されるため、ポケットマルシェ上にて送料無料で注文可能だ。

農林水産省では生産者支援事業として、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、在庫の滞留、価格の低下、売上げの減少などが顕著な国産農林水産物等の、インターネットでの販売促進を支援している。

ポケットマルシェ登録生産者の声

ポケットマルシェ登録生産者の声

ポケットマルシェに登録している三重県・友栄水産の橋本純さんは、「人が食すために育て上げた特大真鯛内臓ウロコ処理済み」を送料無料の対象とした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲食店との取引が止まったことなどにより、4万匹の養殖真鯛の出荷先がなくなってしまったという。
真鯛の命を無駄にしたくないという想いから、ポケットマルシェへの出品を決め、3月に出品を開始。
5,000尾以上をポケットマルシェ上で個人の顧客に販売できた。

個人直販の頃は伝票を書くのが手間だったが、ポケットマルシェの場合は、配送伝票が印字された状態で届くため、出荷が楽に進んだという。

地方の生産者と消費者がオンラインで支え合う

ポケットマルシェは、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォームだ。
2020年6月時点で2,800名以上の農家・漁師が登録しており、常に6,500品を超える食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。

ポケットマルシェは、生産者と消費者が直接繋がることで生まれる、「共助」の関係性を大切にしてきた。
そのような関係を生む一つのきっかけが農林水産省の生産者支援事業であると考え、参画を決定。

新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、市場価格の低迷や過剰在庫に悩む生産者と、窮屈な生活を余儀なくされている消費者が助け合う動きがポケマル上で広がっている。
このような非常事態下で、さらには平時でも、お互いに支え合える関係性を育む場としてポケマルが活用されることを願っている。

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