食べチョクが佐賀県と2度目の連携、ECで創出される新たな絆

「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデン（本社：東京都港区、代表取締役社長：秋元里奈、以下「ビビッドガーデン」または「同社」）は、佐賀県（以下「さが県産品流通デザイン公社」）と連携し、生産者の販路拡大をサポートすることを公表した。

オンライン・オフライン両面でサポートを実施

国内最大級の産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは、さが県産品流通デザイン公社と連携し、生産者の販路拡大をオンライン・オフラインの両面でサポートすることを公表した。

同社によれば、販路拡大を目指す佐賀県の生産者15軒に対し、食べチョクへの生産物の出品サポートに加え、商品の梱包・発送に関する個別アドバイスや都内マルシェでの佐賀県産品の魅力発信、食べチョクサイト内での500円割引キャンペーンなどを実施するとしている。

佐賀県では、生産量全国2位の玉ねぎや新品種の開発を積極的に行っているいちご、みかんなど様々な農産物が生産されている。また、日本茶栽培のルーツとも言われ、香りや旨みが強いことが特徴の「嬉野茶」を生産するなど、お茶産業も盛んだ。しかし、農産物を全国に広めることに興味はあっても、ネットに不慣れでなかなかオンライン直販に踏み出せないという生産者が多いのが現状だという。

この課題を解決するために、同社は、さが県産品流通デザイン公社と連携し食べチョクで販路拡大を目指す生産者15軒に対し、出品や販売促進に関する研修会・現地サポートをはじめ、購入促進に向けた割引キャンペーンや都内でのマルシェの実施などオンライン・オフライン両面でサポートを実施することにしたのだ。また、今回で食べチョクと佐賀県が連携した生産者サポートの実施は都道府県との取組として初の実施となった2020年8月以来2回目となる。

支援内容

◆500円割引キャンペーンを実施

サポート対象生産者の商品を500円割引で購入できるキャンペーンを実施する（1生産者あたり200注文分を割引）。

▷実施期間：2023年1月12日（木）～2023年3月31日（金）

※予算がなくなり次第、期限前であっても終了する可能性あり。

◆現地サポートスタッフによる運用支援

食べチョク上での出品・受注・発送等に関するサポートや商品写真の撮影などの販売支援活動や、生産者からの問い合わせ対応を行う。

▷期間：2022年11月14日（月）～2023年2月14日（火）まで

◆都内で佐賀県の食材を購入できるマルシェを実施

オンラインだけでなく、対面で佐賀県の食材の魅力を伝えることで、都内在住の消費者が佐賀県産品に関心を持つきっかけ作りを行う。

▷出品品目：いちご、白いちご、小ネギ、ほうれん草、お茶、加工品など

▷開催日時：2023年1月28日（土）12:00～19:00

▷場所：新宿 ルミネアグリマルシェ（JR新宿駅ミライナタワー改札外）

◆商品の梱包・発送に関するアドバイス

産直ECを初めて活用する生産者に対し、実際に商品を発送した後に、商品の梱包方法のコツや消費者に自身のこだわりを伝えるための同梱チラシの作成などについて、食べチョク運営事務局から個別のアドバイスを行う。

◆出品・販売促進の研修を実施

2022年11月14日に市内の生産者向けに食べチョクでの出品や販売促進に関する研修を実施。

佐賀のファンを増やす

佐賀県知事である山口氏からの次のようなコメントが出されている。

「日本有数の好漁場として知られる『玄界灘』と栄養分豊富な干潟の広がる『有明海』という2つの海に面し、肥沃な佐賀平野が広がる佐賀県。生産量全国第1位を誇る佐賀海苔やハウスみかんをはじめ、レンコンや玉ねぎ、アスパラガスなど、こだわりの逸品が多数あります。また、7年の開発期間をかけ15,000株から選び抜いたいちごの新品種『いちごさん』や、プチっとした食感でジューシーな果汁があふれる柑橘の新品種『にじゅうまる』も、県内外の皆様から大変好評をいただいており、一口味わえば、笑みがこぼれる自慢の数々です。この度、産直通販サイト『食べチョク』様のご協力のもと、佐賀が世界に誇る産品を全国の皆様にお届けすることとなりました。この機会を通して、多くの皆様に佐賀の"唯一無二"を味わっていただき、ファンになっていただくことを大いに期待しています」

同社によれば、食べチョクが初めて都道府県連携を実施したのは佐賀県だったという。今回は2度目の佐賀県との連携になる。同社はまた、生産者の新たな販路形成から直販における出店・運用スキルの向上まで伴走型で支援していくとしており、産直ECを通して、魅力ある産品と消費者の新たな絆が創出されることになりそうだ。