SHIPS、オンラインストアとアプリにForterサービスを導入 カゴ落ちを抑制

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ECのミカタ編集部

SHIPS、Forterの導入でデジタルの「STYLISH STANDARD」を追求。顧客体験を最優先した3Dセキュア「パターン①」の運用を実現

Forterは2026年10月8日、株式会社シップス(以下、SHIPS)の公式オンラインショップおよびアプリに、「Fraud Management」および「Payment Optimization」を導入・運用していると発表した。

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CXの悪化と収益機会の損失を解決

Forterの発表によれば、SHIPSは公式オンラインショップとアプリにおいて、増加する不正利用への対策と、それに伴う運用工数の増大という課題を抱えていた。

当初、SHIPSではルールベースの不正検知システムと、自社スタッフによる目視チェックを組み合わせて対策を行っていた。しかし、1日約30件、年間で約9000件にのぼる目視チェックは大きな運用負荷となっていた。

また、全取引に3DSを適用した場合、SMSやメールの不達、生体認証の失敗などによる「カゴ落ち」が多発。顧客体験(CX)の悪化と収益機会の損失を招くことが予想されたため、SHIPSはこれらを解決できる高度なソリューションを求めていた。

こうした課題を解決することを目的に、Forterの「Fraud Management」「Payment Optimization」が採用された。

不正チャージバックは継続して0件を維持

SHIPSは「Fraud Management」および「Payment Optimization」の導入により、以下の改善が確認されたとしている。

◆カゴ落ちの抑制と決済完了率の向上
▷導入当初(2025年4月)の決済完了率は86%〜88%前後から、3DSの利用率を最小限に抑えつつ不正をブロックすることで、半年後の10月には92%前後まで改善した。

◆ブロック率(拒否率)の劇的な低下
▷以前のシステム利用時の3.0%から、Forter導入後は0.045%まで低下し、正当な顧客への誤検知を大幅に削減した。

◆不正被害の根絶
▷導入後、不正チャージバックは継続して0件を維持しており、強固なセキュリティと収益保護を両立している。

カゴ落ちのリスクを最小限に抑える

シップス DX部 EC開発リードの高橋邦之氏は本件について「Forterの導入により、3Dセキュア義務化に伴うカゴ落ちのリスクを最小限に抑えながら、目視審査の完全自動化と決済完了率の向上を実現しました」とコメントしている。

Forter導入により劇的なパフォーマンス改善がみられたものの、SHIPSはさらなるカゴ落ちの改善に向け、3Dセキュア「パターン①」(※1)申請時にForterによるサポートを受け、カード会社からの承認を取得。2026年6月から「パターン①」での運用を行っている。

同社によると、その結果、3DSの利用率は「パターン②」(※2)での運用時から85%減少。決済完了率は「パターン②」での運用時に比べ3〜5ポイントの改善が確認されたという。

本件は強固なセキュリティと、スムーズな決済環境を整えた事例といえるだろう。施策検討の参考にしたい。

※1:加盟店がリスクを判断し、必要と判断した取引にのみ認証を行う。
※2:カード番号を登録するタイミングで、3Dセキュアによる認証を行う。