ジーニーがZETAと提携、国内最大級のECリテールネットワークを創出へ

株式会社ジーニー（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：工藤智昭、以下「ジーニー」または「同社」）が開発・運営する「GENIEE RMP」は、ZETA株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：山崎徳之、以下「ZETA」）の提供する「ZETA CXシリーズ」と連携を開始した。

国内最大級のECリテールネットワークを早期に実現

ジーニー社が開発・運営するリテールメディア向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE RMP」は、ZETA社の提供するCXソリューション「ZETA CXシリーズ」と新たに連携を開始した。同社は今回の連携について、国内最大級のECリテールネットワークを早期に実現するための布石だとしている。

「GENIEE RMP」は、小売・EC事業者向けのリテールメディアにおける広告出稿・配信機能を備えた広告プラットフォームだ。メディアが持つ自社データやユーザー行動データなどを活用し、小売・EC事業者の収益最大化・メーカーの広告効果の最大化実現に寄与する。

またZETAは、EC向け商品検索エンジン・レビュー・ハッシュタグ・OMO・レコメンド・サイト内広告・DMPなど、コマースの包括的なマーケティングを実現する「ZETA CXシリーズ」を開発・提供している。カスタマイズ性の高さ・安定性・柔軟性を兼ね備え、大規模かつ高負荷のサイトに対応しているほか、リアル店舗との連携でユーザーにシームレスな購買体験を提供するマーケティングソリューションをシリーズ化して提供することで、ユーザー体験の最適化と売上拡大の実現を支援している。

国内のリーディングソリューションとなり得る

各キーパーソンからは、次のようなコメントが出されている。

ZETA株式会社代表取締役社長　山崎徳之氏

「リターゲティング広告の先行きが不透明な中で、もっとも開拓する余地のあるネット広告のジャンルが、サイト内リスティング広告をはじめとするリテールメディアテック領域だと思います。サイト内リスティング広告の鍵となるEC商品検索においては国内トップクラスのシェアをもつ『ZETA CXシリーズ』と、多彩な機能で国内トップを走るジーニーのリテールメディアシステムである『GENIEE RMP』の連携は、リテールメディアテックにおいて先行している欧米を追随する国内のリーディングソリューションとなり得ると思いますので、大変楽しみです」

株式会社ジーニー代表取締役社長　工藤智昭氏

「リテール向けソリューションの業界の雄であるZETA社とこのような提携ができて嬉しく思います。ZETA社とは半年以上前からこの構想については議論してきましたが、リテール業界での知見や業界内の信頼の厚さは我々も日々学ばせて頂いてます。今後、ZETA社と連携することで日本のお客様にとって最も使いやすく、最も費用対効果の高いプロダクトを創り、お客様の成功を両社で築き上げていきたいと思います」

EC事業者の収益・ブランド効果の最大化を支援

ジーニーは2010年の創業以来、日本最大級の広告プラットフォームを開発・運営してきた。これまで国内外合わせて2万社以上のメディアに広告配信の最適化ソリューションを提供。この技術を活かして、2023年から小売・EC事業者が持つ消費者の購買・行動データを活用し、店舗・ECサイト内へ広告配信が可能なリテールメディア向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE RMP」の提供をしている。

今回、同社はリテールメディア領域における新たな取り組みとして、ZETAの提供する「ZETA CXシリーズ」との連携を開始した。この連携では、ECサイトへ広告配信・管理が可能なソリューションの提供、ブランド予算の獲得において連携を行い、EC事業者の収益の最大化とブランドの効果最大化を実現するものとなっている。

コロナ禍を経て世界的なEC市場はさらに発展を遂げており、日本国内におけるEC化も加速している。こうした活況は一方で、し烈な競争へもつながることになる。そこにおいてマーケティングとプロモーションは重要な要素であり、同分野においてリテールメディアは、近年特に注目されている。

今回、ジーニーとZETAとのリテールメディア領域における業務提携を通して、国内最大級のECリテールネットワークを早期に実現する意思を表明しており、両者の実績と技術そして知見によって、国内のリーディングソリューションとしてその存在感を示すことに期待したい。