セイノー、2024年4月1日よりラストワンマイル関連グループ新組織がスタート

セイノーホールディングス株式会社（以下：セイノー）では、迅速な意思決定とグループでの連携強化を目的とした新組織「セイノーラストワンマイル株式会社（以下：セイノーラストワンマイル）」を2024年4月1日より開始した。

ラストワンマイル関連事業を行う各社の横串をさす

セイノーラストワンマイルは、ラストワンマイル関連事業の企画・開発やオープンイノベーション、システム開発・運用、シェアードサービスを担う。

セイノーグループ内でラストワンマイル関連事業を行う各社の横串をさすことで各社をつなぎ、更なる顧客満足度向上やコスト削減につながる、効率的でスピーディなサービス提案が可能になるとしている。

◆名称：セイノーラストワンマイル株式会社
◆本社所在地：東京都中央区日本橋人形町一丁目11-2
◆資本金：1000万円
◆会社設立日：2024年4月1日
◆従業員数：15人
◆代表者
▷代表取締役　田口義隆（セイノーホールディングス㈱取締役社長兼任）
▷代表取締役社長　河合秀治（セイノーホールディングス㈱執行役員兼任）
◆主な事業
▷ラストワンマイル関連事業の企画・開発
▷オープンイノベーション
▷システム開発・運用
▷シェアードサービス
◆ラストワンマイル関連事業各社　関係図

※画像元： セイノーホールディングスについてのお知らせ（西濃運輸株式会社）

ラストワンマイルに関する課題を解決する

セイノーは新組織スタートの経緯について、以下のようにコメントしている。

「物量の増加によって物流のラストワンマイルに関する課題は高頻度に発生しており、課題解決には、迅速な意思決定とグループでの連携強化が必要と考え、この度管理機能を集約したセイノーラストワンマイル株式会社をスタートしました」

日本でのEC事業での物量は増加傾向にあり、今後もその動きは更に加速していくだろう。さらに、EC化率の高まりとともに、受け取るニーズも多様化している。

一方、2024年4月1日からはトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示も施行され、これまで通りの物流環境が維持できない可能性も示唆されている。こうした状況において、セイノーがラストワンマイル関連事業のグループ企業を増やすことは物流業界に大きな影響を与えるはずだ。持続可能な物流維持のための取り組みに一層の注目が集まる。今後の動向に期待したい。