「生成AI」BtoBサービス・外注先選定の「入口」「決め手」に ナイル調査
ナイル株式会社は2026年8月6日、情報収集の手段や生成AIの利用目的、利用時に感じた不安などを調査した結果を発表した。
調査概要
◆調査期間:2026年7月8日~7月9日
◆調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
◆調査対象:仕事で利用するBtoBサービスや外注先(ツール、システム、コンサルティング、業務委託など)を比較検討・選定した経験がある、全国の20~60代の男女
◆調査人数:329人
◆出典:BtoBサービス・外注先選定における生成AIの活用実態調査(ナイル株式会社)
比較検討・選定の手段「AI検索・AIチャット」が最多に
BtoBサービス・外注先を比較検討・選定する際の情報収集手段として、最も多かったのは「AI検索・AIチャット」(64.1%)となった。「検索エンジン」(55.0%)を約9ポイント上回っており、BtoBサービスの選定において、AIが主要な情報収集チャネルになっていることがうかがえる。

AI検索・AIチャットの利用目的として最も多かったのは、「各社のサービス内容・強みを比較する」(80.1%)だった。
「候補企業を探す」(50.7%)を大きく上回っており、AIは単に外注先の候補を見つけるためだけでなく、複数のサービスを比較・整理する場面で特に活用されていることが分かる。
また、「費用感・相場感を調べる」も46.4%にのぼった。この結果について、ナイルは「サービス内容や強み、価格帯など、複数の情報をまとめて把握できる点が、比較検討時の利用につながっているのでしょう」と分析している。

「公平性」に関して不安・不満
AI検索で得た情報が最終的な選定判断に「かなり影響した」と回答した人は72.5%にのぼった。「ある程度影響した」(25.6%)を合わせると、98.1%がAIから得た情報を選定判断に反映していることになる。

AI検索で外注先を比較検討する際に感じた不安・不満として最も多かったのは、「特定の企業ばかりが出てきて公平性が気になった」(69.2%)となった。
ほかの項目と比べても突出しており、生成AIが提示する候補や評価が、一部の企業に偏っていると感じる人が多いことがうかがえる。

9割以上が「AI検索を活用する」
今後、BtoBサービスや外注先の比較検討・選定にAI検索を「積極的に利用したい」と回答した人は79.1%、「場合によって活用したい」(20.4%)を合わせると、今後もAI検索を活用する意向を持つ人は99.5%を占めた。

ナイルは本調査結果について、次のようにコメントしている。
「今後も生成AIを活用したいと考える人は大多数にのぼっていることから、外注先の選定における生成AIの利用は定着していくと考えられます。こうした中、企業側は検索エンジンで見つけてもらうのと同時に、AIの回答で自社サービスが推薦される取り組み、またサービスの情報が正しく紹介されるための整備が必須です」
AIからも正しく認識されるための情報整備が求められる。EC事業者としては、最新の動向を確認しつつ、柔軟な対応を心がけたい。


