【朝刊】テレビ通販から集客を学ぼう(4月28日版)

ECのミカタ編集部

 おはようございます!今日を乗り越えたら明日からは3連休、そしてあっという間に5月ですね。私は5月が1年間の中で一番好きな月です。それは、休みが多いから...おっと...そうではなく、春でもない梅雨でもない夏でもない風が吹き、緑が生い茂り、過ごしやすい月だからです。4月にEC業界でおきたことを一旦整理し、また新しい気持ちで5月を迎えたいものですね。ひとまず、昨日はどんなニュースが注目されたのか、一緒に振り返っていきましょう!

ショップチャンネルから見る、顧客獲得施策とは

 これから迎えるGW、過ごし方は様々だと思います。きっとどこかへ出かける方の割合のほうが多いのかもしれませんが、どこへ行っても人で溢れていることに疲れ、お家でゆっくり過ごす方ももちろんいますよね。そんなインドア派の方には、わざわざ外に出なくても何でも揃えることができてしまうECの存在を、特に感じてもらえることでしょう。

 そしてインドア派の方が、休日を充実させるためのお供になるのは、やはりテレビなのでしょうか。「え、でも最近だと”テレビ離れ”が進んでいるのでは?」と思った方もいるかと思います。実は、総務省の統計によると、日本のテレビ平均視聴時間は1990年代以降も増加傾向に在るのです。

 一方、テレビの総世帯視聴率に関しては低下傾向にあります。無職の人や高齢者のテレビ視聴時間は増加しているものの、”テレビを視聴する人”は全体的に減っており、こういった背景があることから、現代は”テレビ離れ”が進んでいると世の中で騒がれているようです。

 しかしこんな時代にも関わらず、24時間365日生放送を続け、”テレビ放送”からECが学べることがまだまだ多いと感じさせてくれる番組があります。その番組が、ショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」です。

 今回記事にあがったニュース自体は、『ショップチャンネルが、2015年度(2015年4月~2016年3月)の販売実績から、販売個数、売上金額のそれぞれで最も「売れた商品」トップ3を発表した』といった内容のものなのですが、私はそこから、”テレビ離れ”といわれる現代においてもまだまだテレビ通販を見て商品を買うお客さんがいて、そこにはネット通販も学ぶべき顧客獲得施策があるのではないか、という風に感じたのです。

 たとえば、ショップチャンネルでは、深夜0時からがゴールデンタイムであり、その日一番のお買い得商品「ショップ・スター・バリュー」として紹介されます。「ショップ・スター・バリュー」で紹介される商品はやはり売れ行きが良いようで、現代人のライフスタイルを考えると、ゆっくり商品を選ぶ時間を夜に設けたいという気持ちはよくわかりますよね。またメルマガなどは朝の時間帯のほうが反応が良いそうで、それは通勤中にメルマガをチェックしているお客様が多いからなのでしょう。

 ”テレビ離れ”と言われながらも、ショップチャンネルは世の中のニーズに応えることでいかに視聴者を顧客に変えていくかを戦略立てているのかがわかります。”少しタイミングを意識してお客さんに対してプロモーションをしていく”といったショップチャンネルの施策は、EC業界でも同様に顧客獲得施策として活かせるはずです。

 EC業界の勢いが加速していることを見ると、通販のあり方がテレビ通販からネット通販へと移行しているように思われますが、どちらにせよ、ショップチャンネルが今日まで24時間365日生放送で情報を発信し続けていることからも、通販のあり方がテレビだとかインターネットだとかに関わらず、”消費者の心をつかむ”ということがやはり一番大切なのだなと感じますね。

4月27日のニュース一覧

2015年度コレが売れた、ショップチャンネルに学ぶ販売力
・「ショップチャンネル」が最も「売れた商品」トップ3を発表
・売れる時間帯に効果的なアプローチをしていくことが重要
・売れ筋商品に共通することは何か
詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8837/


ネクストエンジン、Live Commerceと提携。越境ECしないリスク
・ネクストエンジンと多言語・多通貨対応カート"Live Commerce"が連携
・提携の背景にあるのは越境EC?
・費用と手間をかけずに越境ECを多方面からサポート
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情報漏洩STOP、テコラス新サービスで店舗の不安解消
・テコラスが「Aegis Wall エントリーエディション」のリリースを発表
・低コスト、人員不在OKでサービスを提供
・情報漏えいに不安を感じているEC店舗をサポート
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1年で300万MAU!ペットメディアの威力を三越で体感
・株式会社PECOが実施している「PECO NEKO館」に潜入
・ペットユーザーが利用する国内最大級のキュレーションメディア「PECO」
・キュレーションメディアとECの関係性とは
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