企業ブランディングは社内の意識統一から。「目標と実績」を共有するダッシュボードツール『FRACTA VECTOR』が新登場

須崎 千春 [PR]

左:株式会社フラクタ デザイナー 佐橋 勇樹
右:株式会社フラクタ テクニカルアドバイザー 藤瀬 歩美

インターネットで買い物をする行為が当たり前になっている近年。激戦のブランドビジネスを勝ち抜くためには表面上の見せ方だけではなく、ブランドをつくるメンバーが一体となる「インナーブランディング」が重要になってくる。そうはいったものの、様々な部署や立場がある中で「組織をひとつにまとめる」ことはそう簡単ではない。なぜなら、同じデータや目標に対する一人ひとりの理解度や役目が異なってくるからだ。

そんな企業が抱える「組織の悩み」を解決するため、全員が同じデータと目標を確認し、施策や戦略の考案ができるようにサポートするダッシュボードツール『FRACTA VECTOR(以下、ベクター)』を株式会社フラクタが開発し、リリースした。さっそくベクター開発担当者に、開発背景や機能などについてお話を伺った。

データで組織をひとつに――ベクターの誕生背景

テクニカルアドバイザー 藤瀬 歩美

私たちは、「組織全体がひとつのゴールを認識して、共通の判断基準を持つこと」をお手伝いするためにベクターを開発しました。

ある時、クライアントから「カタログ請求数を増やしたい」という希望があり、実績値と目標値を管理する「カタログ請求関連のダッシュボード」を作成しました。これが現在のベクターの元になっています。そのダッシュボードでは、日にちと月ごとにカタログ請求数の進捗管理をしていました。目標値と実績が一緒に表示されているので今の状況が一目でわかり、やらなければならないこと、足りないこと、意味のあったことを振り返り、次のアクションをその場で議論し検討することができました。

クライアントにそのダッシュボードを提供した後、あらゆる会議で活用していただきました。そしてその結果、「この日は調子が良かったね」「なんでここは請求が少ないのだろう」などとひとつの画面から議題が上がり、それに対して「この施策をしたから良かった」「広告予算が適正じゃなかった」など、部署を横断した議論が行われていたんです。

その後もダッシュボードを使用した会議が数ヶ月続き、そこで生まれた新たな施策や改善策を実行することで、最終的には目標請求数を超えていました。その値を確認した瞬間、拍手が起こり、全員で喜びを分かち合いました。とにかくその光景がすごく感動的で「ブランドの一体感」を感じたんです。プロジェクトに関わるメンバー全員がダッシュボードを使って同じ数字やデータを見て、目標と現状の認識を揃えられたからこその結果です。

その経験を通して、私は「全員が"目標とする大きな軸"を一目で判断できるものがあれば、ブランドにとって良い効果をもたらすのではないか」と考えました。全員が同じ軸でものごとを考えて判断できるので、個々の目標とブランド全体の目標が乖離することは当然少なくなるはず。共通の軸を持つことこそが、ブランドが今後生き残っていくために、大事なことだと感じたんです。

そして「データで組織をひとつにまとめることができる」という事実から、この仕組みを他の企業様にも使ってほしいと強く考え、現在のベクターが誕生しました。

データは売上を上げるため、何かのヒントや検証をするために細かく分析するものと思われがちなのですが、みんなをひとつにまとめるためにも活用できます。ある意味、「インナーブランディング」の一種でもあると思っています。表面的なブランディングも大事ですが、"中の人"をつなぎ、その土台を作るサービスとしてもベクターは役に立ちます。

以前あるEC企業クライアントとの共同プロジェクトの現場で、企画担当、クリエイティブ担当、それを統括する上層部の人などあらゆる立場のメンバーがいる中で、上層部は「数字」のみを追い、クリエイティブ担当は目標に対する認識が浅く、その場限りの「なんとなく」で制作物を完成させてしまっていたんです。いつの間にか一人ひとりバラバラの判断基準を持っていたことが原因で、ブランドとしての共通の目標を定められず、組織が上手く機能しなくなってしまっていたことがありました。

そもそも目標が共有されないことも、よくあるパターンです。「今期は売上一億を目指す!」とざっくりとした共有はあるものの、行動に落とし込むための共有はないのかもしれませんね。あとは、数字を追うハードルが高いことも軸がバラバラになるひとつの要因でもあります。Googleアナリティクスで見る数字も、マーケティングの知識がないと理解が難しいと思います。目標を達成するためにも、そして効率的に自分のタスクを考えるためにも、ベクターを使ってブランドメンバー全体でデータを見てほしいです。

シンプルな仕組みと安価なプランで「仕事を自分ごと化する」支援を

ベクターは、「売上実績」と“お問い合わせ完了数“や”仮登録完了数“のような「KPI実績(ユーザーが自由に設定可能)」の2つのデータを集計し、それを元に、メンバー同士が売り上げ目標を達成するための進捗確認をする、というのが大筋です。

その二つを見比べて、目標とどれぐらい離れているか、どうしたらその差を埋められるか、現状は何をしているのかを一目で確認することができます。そして、それをチームメンバー全員で確認し、目標達成のために議論を重ねることこそが、ベクターの目的です。ベクターを使うことで、徐々にそれが習慣化されると嬉しいですね。

データをみんなで見て共有する仕組みに興味を持ってβ版をお試しいただいた企業さまからは、「データがわかりやすく提示されるし、スムーズに共有ができて助かる」と評価していただいています。直感的に理解できるグラフや文字の大きさなども、大人数でも見やすい大型のディスプレイでの表示に最適なUIに設計しました。

『FRACTA VECTOR』デモ画面

それに加え、導入のハードルを下げるためにツールの導入フローをシンプルにしています。導入は、よくあるトラッキングタグの実装と一緒で、アカウントを発行して、実績を追うためのタグをサイトに埋めこむだけで、トラッキングがスタートします。あとは目標の数値を入れてもらえればグラフが表示されますし、その日からすぐにアカウントを利用できます。

競合の話をすると、「データをトラッキングするツール」として考えると、やはりGoogleアナリティクスが似ていますね。ですが、わたしたちは「データで組織をひとつにする」目的があるので、分析ツールとは目指すものや目的が違います。ベクターは「全員の認識をあわせるためにブランドの方針や目標をチューニングするもの」でありたい。そして業務を「自分ごと化」できるきっかけになるものであってほしいです。

これからある一定の期間は無料で使っていただき、フィードバックを元にベクターを改善していきます。そうする事で、ユーザーと一緒に作っていくサービスにしたいんです。利用金額は無料トライアル期間が終わってから決めますが、30,000円くらいを見込んでいます。あえて低価格で提供する事で、「これから世の中にブランドを届けたい」と思っているような、新しい企業に使っていただきたいと思っています。

今後は育ち盛りのブランドや人を支援する存在になることを目指しているので、組織をひとつにしたり、ブランドを固めるような土台になるツールとして「体制や戦略を改めて考え直したい」「組織を強固にしたい」、そんな想いがある方にはぜひご利用いただければ幸いです。

ユーザーに寄り添う「駆け込み寺」のような存在になりたい。ベクターが描く今後の展望

今後は、ベクターを使って課題を見つけたけれど、解決するためのリソースやノウハウがない方へ向けたプランの追加も考えています。孤独になってしまった、息詰まってしまったブランドの人たちを助けられるようなプランを提供したいですね。それに加えて、売上やKPIの目標に課題がある企業さまに対しても設計のお手伝いや後押しができるようなプランも追加したいと思っています。

ただ、極端な話をするとベクターで組織の課題を全て解決しようとは思っていません。すごく細かくデータを深堀りしたいときはGoogleアナリティクスを使っていただくのもいいと思います。ベクターは分析ツールではなく「データで組織をひとつにする」ものです。

データをドリルダウンして詳細に分析することは分析ツールの仕事ですし、詳細なデータで何かを考えることも他のコンサルティングサービスで実現できるはずです。ただ、「データで組織をひとつにする」ことはベクターに任せていただきたいですね。「バラバラだった会社をベクターでひとつに」。これを実現していきたいです。

――「ブランドの全員がひとつの目標に向かう必要性」をわかってはいるものの、実現が難しいことを体感している、悩んでいる担当者も多いのではないだろうか。まずは、「会話」や「議論」のきっかけになる仕組みベクターを導入してみてはいかがだろうか。

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記者プロフィール

須崎 千春

1992年生まれ 北海道出身。朝ごはん巡りが大好きなフリーライター。
ビジネス系の書籍やWeb記事の執筆をメインとし、「ECのミカタ」ではECサイトを運営する会社での勤務経験を活かし、企業インタビューを行なっている。

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