【新着情報】Amazonが自動でおまとめ割引「まとめトクプログラム」開始!割引額はAmazon負担でメリットしかない?!【第2回】

アグザルファ株式会社

こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!

今回は【第2回】として、「まとめトクプログラム」の各ページの表示方法、メリット・デメリットについて気になる部分を解説いたしますので、下記の前回の記事と併せてご覧ください。

●第1回はコチラ

●「まとめトクプログラム」についてお悩みでしたら、 お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!お問い合わせはコチラ

まとめトクの表示方法は?

ここからはまとめトクの対象商品になった場合に、購入者からどのように見えるのか、Amazonサイト上の表示について確認をしてきましょう!
以下のページ種類ごとに、スマホからの場合/PC画面の場合で見ていきます。

(1)検索結果一覧ページ
(2)商品ページ
(3)購入ページ


(1) 検索結果一覧ページ
対象商品は下記赤枠部分に表示されます。

▼スマホからの場合

▼PC画面の場合

タグ形式ではないので、若干⋯訴求力が足りない印象は否めませんが、まとめトク対象商品の表示は、情報量が多くなり、お得感の演出がアップするので、競合との差別化に期待ができます。

(2)商品ページ
対象商品は下記赤枠部分に表示されます。

▼スマホからの場合

▼PC画面の場合

一方で商品ページ内では、緑のタグが付くので訴求力がグッと増します。購入する後押しを強めてくれる効果に期待できます。
また、緑のタグ横にある青文字「買い物をする」をクリックすると冒頭で解説した「まとめトク」特設ページに遷移する仕組みとなっております。

(3)購入ページ(カートボックス)
対象商品は下記赤枠部分に表示されます。

▼スマホからの場合

▼PC画面の場合

カートボックスに入れた状態では、仮に1点のみをカートに入れていた場合、上記画像の赤枠「対象商品の中から4点以上まとめ買いで5%OFF」が表示され、まとめ買いの促進が最後まで図られます。

クリックすると、まとめトクの適用まで「残り何点」の購入が必要か分かりやすく表示されるポップアップが現れます(下記画像)。その下には他のまとめトク対象商品のオススメが表示される仕組みになっています。

▼スマホからの場合

▼PC画面の場合

Amazonのシステム判断で表示される商品が決まるため、出品者側でオススメ商品を表示させる術はありませんが、こちらに表示された場合には、購入意欲の高い層への露出による転換率アップ、セッション数増が期待できますね!

まとめトクプログラムの参加方法と選定条件とは?

まとめトクプログラムの参加方法と選定条件とは?
「ぜひ参加したい!」と感じる魅力的なまとめトクプログラムですが、冒頭でもお伝えした通り、商品選定はAmazon側のシステムで行われるため、現時点では参加を募っておらず、Amazonが対象商品として登録してくれるのを待つしかありません。

なお、現時点で対象商品として登録される条件として、明らかであるのは下記の通りです。

・平均販売価格が低いこと
・お酒、アダルト商品および医薬品・動物用医薬品・医療機器ではない
・出荷元がAmazon.co.jp
・Amazonのネットスーパー(Amazonフレッシュ、ライフ、バローおよび成城石井)での注文ではない

ざっくりとしていますが、上記を満たす場合には対象商品になり得る可能性があると言えます。

なお、条件の詳細につきましては以下のURLをご参照ください。

参照URL:Amazonセラーセントラル ヘルプページ

FBA出荷へ切替検討がオススメ!
上記の条件に記載されている通り、出荷元がFBA出荷(Amazon.co.jp)に限定されています。
そこで自社出荷を行っている出品者は、この機にFBAの利用をご検討いただけると良いかと思います。

もともとFBA出荷には、「転換率向上」「業務効率の向上」「カートボックス獲得率向上」「Amazon定期おトク便の利用ができるようになる」など様々なメリットがあります。
その上、顧客単価アップのまとめ買い率が向上するメリットがあるので、「FBA手数料が厳しい」と悩んでいた出品者様もCVRが向上し、まとめ買いが増えた場合に手数料のデメリットをメリットが上回る可能性もあります。
是非、FBA出荷のメリットがどこまでデメリットを上回ることができるのか確認する意味でも、FBA出荷をご検討いただければと思います。

まとめトクプログラムにデメリットはあるのか?

メリットしかないと感じるまとめトクプログラムですが、デメリットはあるのでしょうか⋯?
弊社アグザルファとしても、ほぼメリットしかないと捉えていますが、強いて言うならば3点のデメリット(注意点)があげられると考えています。

●割引を提供したくない商品も割引をされてしまう。
出品者様の中には全てのモールや店舗で販売価格を統一するために、ポイントの付与や割引を提供していない方もいらっしゃいます。
その場合には、まとめトクプログラムへ参加しているとAmazon側で自動的に割引が設定されてしまうため、このようなケースの場合はデメリットになる可能性があります。

また、まとめトクプログラムの割引率は出品者側ではコントロールできないことや、クーポンや他のプロモーションと併用する場合、割引が重複します。
特定の流入経路や実店舗の割引率を最大化するような戦略を取られている場合など、価格と購入者の動きを細かく管理したい出品者様にとっては、注意が必要と言えます。(※アカウントごとでプログラムの有効・無効の設定が可能)

●特定のASINだけを有効にすることができない。
特定のASINに対してだけ、まとめトクプログラムを有効にすることはできませんが、アカウントごとで有効・無効の選択が可能です。
そのため、割引を有効にする商品と割引を無効にする商品がアカウント内に混在する場合にはご注意ください。
アカウントをまとめトクプログラムから無効(解除)にする場合には、Amazonテクニカルサポートに連絡することで、まとめトクプログラムへの登録解除が可能になります。

●プログラムへの再登録ができない。
一度まとめトクプログラムの登録を解除すると、再度登録することはできません。
そのため、設定を無効(解除)にする際は、慎重に検討をしてから無効の設定を進めるようにしましょう。

参照URL:Amazonセラーセントラル ヘルプページ

まとめ

本記事の内容をまとめますと以下の通りとなります。

・ まとめトクプログラムとはFBAに納品している出品者なら自動的に登録される、出品者の費用負担がない割引制度。
・ 購入者は対象商品を4点以上購入すると、合計金額から5%の割引が適用される。
・ 露出箇所が増え、購入意欲の高いユーザーに表示される可能性があるため、セッション数や転換率に有効な可能性がある。
・ 出品者側でAmazon以外のモールや、店舗の販売価格を細かく管理したい場合には慎重な判断が必要。

いかがでしたでしょうか。
Amazonは日々新しいサービスが提供されるので、一つひとつ把握するのは難しいですね。
「まとめトクプログラム」についてお悩みでしたら、
お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
https://bit.ly/2omhn4b

最後までお読みいただきありがとうございました。

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著者

アグザルファ株式会社

【Amazon専門コンサルのパイオニア企業】
2011年より業界初のAmazonコンサルティングを開始。
パイオニア企業として長年にわたり多くのクライアントの売上を拡大してきた確かな実績や知見を蓄積。

商品やカテゴリ問わず、Amazonデータの解析や競合調査をもとに、1社1社に合わせた最適な施策を実施し、競合との差別化で売上拡大の実現に繋げます。

個人から大手企業まで多くのクライアントのサポート実績があり、月商10倍や無名ブランドを有名ブランドに育てるなど、着実に成功事例を創出。

【Amazon内の受賞実績多数】
年間の優秀な出品者や商品に贈られる「Amazonマケプレアワード」や「Amazonランキング大賞」を当社クライアントが多数受賞。

【メディア掲載多数】
「日経MJ」や「日本ネット経済新聞」、Amazon関連書籍をはじめ、多くのメディアで当社のコンサルティング実績が掲載。AbemaTVの番組「AbemaPrime」にAmazonの動向について代表比良がゲスト出演しました。

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