受注管理システムの乗り換え、何から始める?失敗しないために確認したいポイント
受注管理システムの乗り換え、何から始める?失敗しないために確認したいポイント
「今使っている受注管理システムでは、業務を効率化しきれない」
「システムを乗り換えたいけれど、データ移行や切り替えが大変そう」
EC事業を続けていると、このように受注管理システムの見直しを考えるタイミングが訪れることがあります。注文数の増加や販売チャネルの拡大によって、これまで問題なく使えていたシステムが、現在の業務に合わなくなることもあります。
一方で、受注管理システムの乗り換えは、単純に新しいシステムへデータを移せば完了するものではありません。注文データ、商品・在庫情報、配送会社や外部倉庫との連携など、日々の業務に関わるさまざまな要素を確認する必要があります。
今回は、受注管理システムの乗り換えを検討するEC事業者が、事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
まず「なぜ乗り換えるのか」を整理する
システムの乗り換えを検討するとき、最初に考えたいのが「何を改善したいのか」です。
例えば、
・複数モールの注文確認に時間がかかる
・手作業が多く、処理ミスが発生している
・受注管理と在庫管理がうまく連携していない
・外部倉庫への出荷依頼に手間がかかる
など、店舗によって課題は異なります。
重要なのは、現在のシステムをそのまま新しいシステムで再現することだけを目的にしないことです。
乗り換えを機会に業務フローを見直すことで、これまで手作業だった処理を自動化したり、不要になった作業を減らしたりできる可能性があります。
乗り換え前に確認したい5つのポイント
1.利用しているモール・カートに対応しているか
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECなど、現在利用している販売チャネルに対応しているかを確認しましょう。
ただし、「対応している」というだけでは十分ではありません。
注文の取り込みだけでなく、
・出荷実績の反映
・キャンセル処理
・在庫連携
・API・CSV連携
など、実際に必要な業務まで対応できるか確認することが大切です。
2.切り替え時点の注文をどう扱うか
乗り換え時に特に注意したいのが、まだ処理が完了していない注文です。
入金待ち、出荷待ち、外部倉庫への出荷依頼済み、返品・キャンセル対応中など、さまざまな状態の注文が考えられます。
すべての注文を新システムへ移行する必要があるとは限りません。
「切り替え前の注文は旧システムで最後まで処理する」「切り替え後の新規注文から新システムで管理する」といった方法もあります。
どの注文を新旧どちらのシステムで処理するのか、事前に決めておくことが重要です。
3.商品・在庫情報を確認する
商品コードやSKUが販売チャネルごとに異なる場合、乗り換え時には対応付けが必要になります。
また、セット商品の構成や在庫数、引当済み数量なども確認しておきたいポイントです。
商品情報の不整合は、在庫数の不一致や誤出荷につながる可能性があるため、特に慎重に確認しましょう。
4.配送会社・外部倉庫との連携を確認する
配送会社の送り状発行システムや、外部倉庫を利用している場合は、乗り換え後も現在と同じ業務が行えるか確認が必要です。
例えば、
・出荷依頼データ
・送り状番号
・発送完了報告
などが、どのように連携されるのかを確認しておきましょう。
5.旧システムのデータをどうするか決める
乗り換え後、旧システムをすぐ解約するとは限りません。
契約更新日や解約期限だけでなく、
・過去の注文履歴を閲覧できるか
・データをエクスポートできるか
・解約後も必要な情報を確認できるか
などを事前に確認しておくことが重要です。
「一斉に乗り換える」以外の方法もある
受注管理システムの乗り換えというと、すべてを一度に新しいシステムへ移行するイメージがあるかもしれません。
しかし、実際には必ずしもすべてを変更する必要はありません。
例えば、
「受注管理は現在のシステムを継続し、在庫管理だけ新しいシステムへ変更する」
といった方法も考えられます。
また、複数のモールを運営している場合には、一部のモールから段階的に切り替える方法もあります。
自社の業務量や販売チャネル、外部システムとの連携状況に合わせて、無理のない移行方法を選ぶことが大切です。
本番切り替え前のテストが重要
新しいシステムの設定が完了したら、いきなり本番運用を開始するのではなく、事前にテストを行いましょう。
・通常の注文だけでなく、
・複数商品を含む注文
・キャンセル
・注文変更
・決済待ち
・外部倉庫からの出荷
・特殊な配送方法
など、実際の運用で発生するケースを想定して確認することが重要です。
特に注意したいのが、新旧システムによる二重処理です。
メール送信や出荷依頼などが新旧両方のシステムから実行されると、二重送信や重複出荷につながる可能性があります。
切り替え日時や担当者、旧システム側で停止する処理なども、事前に決めておきましょう。
乗り換えは「業務を見直す機会」として考える
受注管理システムの乗り換えには、データ移行や設定変更などの準備が必要です。
しかし一方で、現在の業務を見直す良い機会でもあります。
「本当に必要な作業なのか」
「自動化できないか」
「このシステムにすべてを任せる必要があるのか」
といった視点で業務を整理することで、単なるシステム変更ではなく、EC運営そのものの効率化につなげられる可能性があります。
特に、現在のシステムに不満があるからといって、すべてを一度に入れ替える必要はありません。
自社にとって「残すもの」と「変えるもの」を整理し、必要な部分から見直していくことも選択肢のひとつです。
受注管理システムの乗り換え手順・チェックリストを詳しく解説
助ネコ公式ブログでは、受注管理システムの乗り換えについて、準備から本番切り替えまでを6つのステップに分けて詳しく解説しています。
データ移行の考え方や、未処理注文の扱い、テスト時の確認項目、切り替え前のチェックリストなど、実際に乗り換えを検討する際に確認しておきたいポイントをまとめています。
「今のシステムから乗り換えたいけれど、何から始めればいいかわからない」というEC事業者様は、ぜひ参考にしてください。
✅詳しい比較記事はこちら
『受注管理システムの乗り換え手順|データ移行・切り替え時の注意点とチェックリスト』(助ネコ公式ブログ)
https://www.sukeneko.com/skblog/23167/


