1日限り!アリババTmallに世界10万種のワインが集結

ECのミカタ編集部

アリババ「Tmall」にて、ワイン&スピリッツのイベント開催

 アリババグループ(以下、アリババ)が自社が運営するショッピングモールの「Tmall」にて、「Tmall 9.9 Global Wine & Spirits Festival」を9月9日開催することを発表した。

 イタリアやフランス、スペイン、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどといった50カ国以上もの国が生産した100,000種類のワインやスピリッツを取り揃えて実施するという。この「Tmall 9.9 Global Wine & Spirits Festival」は初の取り組みである。

 アリババ CEOであるダニエル・チャンは、今回のイベントについてこのようにコメントしている。

 『「Tmall 9.9 Global Wine & Spirits Festival」を開催できることを大変嬉しく思います。質の高いワインやスピリッツを中国の消費者に提供するために生産者と連携してきました。アリババグループの使命は「どこでも簡単にビジネスができるようにすること」です。今回、アリババグループがワインやスピリッツといった分野の産業のデジタル化に協力できたことを嬉しく思います。』

アリババが世界へ与える影響

 アリババがこのイベントを開催する背景として、ワインやスピリッツは多くの中国消費者に愛されているという点が挙げられるだろう。特に若い世代の人気を集めており、2014年には赤ワインの消費量がフランスとイタリアを抜いて世界1位になった。

 経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」2015年度版によると、世界の各国別BtoC-EC市場規模成長率では中国が1位だ。そんな中国で最大のショッピングモールである「Tmall」が「Tmall 9.9 Global Wine & Spirits Festival」を行うということは、大きな話題を呼ぶであろう。今回、多くの賞を受賞していて中国で初めて販売される商品もあり、消費者の期待は高まっている。

 ダニエル・チャンがコメントしていた「ワインやスピリッツといった分野の産業のデジタル化」は、中国だけでなく、世界中の消費者や生産者に影響を与えるはずだ。

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