最新スマホユーザーのSNS利用事情は?【LINEモバイル調査】

ECのミカタ編集部

LINEモバイル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:嘉戸 彩乃、以下「LINEモバイル」)は、スマートフォンでSNS(Twitter、Facebook、Instagram)を利用している男女を対象とした「SNS利用環境に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。

スマホでのSNSユーザー4500人あまりが対象

通信アプリでありながら、いまや通信インフラのひとつと言って良いほど浸透しているLINEだがそのMVNO部門であるLINEモバイルがSNSの利用環境に関する本格的な調査を実施し、その内容を公表した。以下その内容について見ていく。

◆調査概要
調査手法:「LINE Research Platform」でのスマホアンケート
調査対象:全国15歳~59歳のスマホでのSNSユーザー
対象SNS:Twitter、Facebook、Instagram
対象数:男女計4,539名
調査期間:2018年2月16日~20日

どのSNSユーザーが通信速度制限にかかりやすい?

これまでの通信速度制限経験有無を聞いたところ、66%の人が経験ありと回答した(66%の内訳は、「現在利用している通信会社で経験あり」58%、「経験はあるが現在利用している通信会社ではなし」7%、「経験はあるがどの通信会社利用時だったか不明」1%)。

また、主要SNSであるTwitter、Facebook、Instagramをそれぞれ1日10回以上利用すると回答した人の通信速度制限経験率をみると、Twitter利用者77%、Facebook利用者72%、Instagram利用者84%となった。SNSヘビーユーザーにおける通信速度制限経験率は、スマートフォン利用者全体(66%)と比較して高い傾向で、特にInstagramが最も高い結果となっている。

さらに、「通信速度制限にかかる時の状況」についての質問では、「どれくらいで通信速度制限にかかるか事前に把握している」と回答した人が22%だった一方で、「気付くといつの間にか通信速度制限にかかっている」と回答した人は22%、「通信会社からの通信速度制限予告の通知で知る」と回答した人は56%という結果になった。自身のデータ消費量を特に意識せず、気付けば通信速度制限にかかってしまっている人、かかりそうな状況の人が約8割にものぼることがわかるとしている。

重くのしかかる通信速度制限

次に通信速度制限にかからないために気をつけていることを聞いたところ、回答割合が多かった順に「Wi-Fi接続時以外は動画を見過ぎないようにする」(63%)、「大容量データ通信はできるだけWi-Fi接続時に行う」(57%)、「Wi-Fi接続時以外はSNS(Twitter、Facebook、Instagram)を使い過ぎないようにする」(24%)となった。上位3位すべてがWi-Fi接続下での利用を意識する内容となり、データ消費を気にするあまり、動画視聴やSNS利用時の利用環境に一定の制約があり、またそれを感じた上で対策を打っている人が多いことも伺える。

気になる今後のモバイル市場の推移

今回の調査では、移動体通信のキャリア各社やMVNO各社が設定している、こうしたデータ通信速度がユーザーの利用環境にもたらしている実態について貴重なデータが提示されている。また今回の調査では、LINEモバイル社は、自社のサービスメニューのうち、「LINEモバイル」のLINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSICのデータ通信量がカウントされず使い放題となる“カウントフリー機能”についてもそのアドバンテージをアピールしている。

スマホといえばSNS利用と言われるほどSNS利用者は安定して増えているが、調査にもある通り、 月毎などのデータ通信容量超過にともなる速度制限に関しては、大いにユーザーの頭を悩ませているようだ。

EC市場との兼ね合いでもスマホユーザーは有力な顧客層であり、今後もPCからスマホへのユーザー層の意向は進むものと見られる。その観点からも、大手キャリアだけではなく、MVNOまで含めたより使いやすいサービスメニューの整備は重要で、通信インフラや所轄官庁である総務省の動向を含めた今後のモバイル市場の推移をぜひ注視して行きたい。


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