今夏の3大ECセールで最も利用率が高かったのはどれ?【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2018年8月度)』の結果を取りまとめ、その結果を公表した。

調査概要

2018年8月21日(火)~8月26日(日)
調査対象:17歳~69歳の男女1,100名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査

実際に商品を購入したECセールは「楽天スーパーSALE」

実際に商品を購入したECセールは「楽天スーパーSALE」

EC利用経験者に、2018年6月14日から8月26日までの間に実施されたECセールのうち、実際に商品を購入したECセールを聞いたところ、最も多くの人から挙がったのは「楽天スーパーSALE」(38.1%)だった。

次いで「Amazon Prime Day」(28.8%)、「Yahoo!ショッピング プレミアム会員感謝デー」(21.7%)となった。

年代別に見てみると、最も利用されたECセールは10代、30代、40代、50代、60代ともに「楽天スーパーSALE」だったが(10代:40.0%、30代:38.9%、40代:41.1%、50代:36.5%、60代:44.0%)、20代は「Amazon Prime Day」(36.0%)だった(複数回答あり)。

若年層にとって満足度が高かったのはどのECセール?

今夏のECセールのなかで、最も満足度が高かったと一番多くの人が挙げたECセールは「楽天スーパーSALE」(43.1%)、次いで「Amazon Prime Day」(33.7%)、「Yahoo!ショッピング プレミアム会員感謝デー」(16.6%)となった。

年代別に見てみると、最も満足度が高かったECセールとして、10代、20代は「Amazon Prime Day」を挙げたのに対し(10代:50.0%、20代:41.2%)、30代、40代、50代、60代は「楽天スーパーSALE」を挙げた(30代:47.1%、40代:46.2%、50代:47.1%、60代:46.9%)。

今夏のECセールで、最もお金を使ったECセールは?

今夏、最も購入金額が大きくなったECセールを聞いたところ、「楽天スーパーSALE」(49.1%)を挙げた人が一番多く、次いで「Amazon Prime Day」(34.6%)、「Yahoo!ショッピング プレミアム会員感謝デー」(16.3%)となった。

コンビニエンスストアで、購入商品を受け取った経験がある人は〇割

コンビニエンスストアで、購入商品を受け取った経験がある人は〇割

ECで購入した商品の受け取りに利用したことがある方法を聞いたところ、「自宅での受け取り」を挙げた人が最も多く(74.0%)、次いで「コンビニエンスストア」(32.3%)、「自宅の宅配ロッカー」(20.9%)だった(複数回答あり)。

年々、熱度を増すECセール

年々、成長を続けている日本国内のEC市場だが、今回の調査からも、夏のECセールがさらに熱度を増している様子が分かった。全体を見ると楽天の強さが際立つ形となったが、若年層におけるAmazonへの支持が厚いことも浮き彫りとなった。

これには、Amazonがプライムサービスを通して、様々な会員向けのプレミアムサービスや映画やビデオ、音楽、電子書籍といった各種コンテンツの提供、そしてAmazonデバイスなど、若年層に訴求できる仕組みと仕掛けを多用していることも影響しているだろう。

またコンビニでECを通して商品を受け取ったことがある人は未だ3割で、自宅の宅配ロッカーの利用経験者は2割に留まっている。EC市場の活況に比例して、物流のラストワンマイルである宅配業界の窮状が伝えられて久しいが、こうした官民挙げた「受け取り方改革」の推進もさらに求められていると言えそうだ。

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