スターフィールド、JR東の台湾向けECでLINE公式アカウントの運用支援開始

スターフィールド株式会社（本社：東京都豊島区、代表取締役：星野翔太、以下「スターフィールド」または「同社」）は、JR東日本創造旅遊グループの運営するECサイト「嚴選小物」にて、LINEを使ったCRM支援を開始した。

台湾でユーザーの多いLINEを活用

アジア越境EC専用のカートシステム、LaunchCart（ランチカート）の提供をしているスターフィールドは、JR東日本創造旅遊グループの運営する台湾訪日旅行者向け情報サイト「JR TIMES」内のECサイト「嚴選小物」にて、LINEを使ったCRM支援を開始した。

JR TIMESは、訪日観光意欲の高い顧客の多い台湾にて、鉄道や旅先の土産情報、イベントなど幅広い情報を提供するプラットフォームだ。JR TIMES内の東日本の特産品を紹介し、販売をするサービス「嚴選小物」では、同社の越境ECカートシステムであるLaunchCart（ランチカート）が利用され、同社はシステムの提供や越境ECサイトの運用を行ってきた。

その上で今回、スターフィールドでは、台湾で日常的に利用されているコミュニケーションツール「LINE」を活用し、「嚴選小物」のマーケティング施策や、顧客対応の支援を開始することになったのだ。

台湾向けLINE公式アカウント運用代行サービス概要

同社がまとめる台湾向けLINE公式アカウント運用代行サービスの概要は次の通りだ。

◆ECサイトと公式LINEアカウントのシステム連携

ECサイトと公式LINEアカウントを連携させることで、顧客はLINE上で過去の注文履歴や注文情報や会員情報、注文の配送状況が確認できるようになる。さらに、会員情報とLINE公式アカウントのフォロワーが紐づくため、会員をグルーピングして、特定のグループにLINEからメッセージを送ることもできるようになる。

◆LINE公式アカウントの運用代行

公式LINEアカウントから、新商品情報についての発信やLINEユーザー限定クーポンの配布など、公式LINEアカウントを活用したCRM施策を行い、ECサイトにおける売上の拡大に貢献する。

ECサイトの信頼向上、取扱商品への興味醸成を促す

同社はまた、「嚴選小物」の公式LINEアカウントを作成してLaunchCartの顧客情報と連携することで、顧客にショップからの情報を伝えやすくなる上、顧客もショップにメッセージを送りやすくなるとしている。さらに、これまでECサイトのマイページ上でしか確認できなかった注文情報や顧客情報も、公式LINEアカウントから確認が可能になるとのことだ。

その上で公式LINEアカウントを通じてカスタマーリレーションを構築することで、ECサイトの信頼の向上、取扱商品への興味の醸成を促し、中長期的なECサイトの成長につながるものとみられる。

このように今回、スターフィールドがJR東日本の台湾訪日旅行者向け情報サイト「JR TIMES」内の越境ECサイトにて、公式LINEアカウントの運用支援を開始した。親日家が多く、LINEの利用も広がっており、インバウンドとEC双方で日本への熱い視線を送る台湾の消費者への訴求で威力を発揮しそうだ。加えて、今回の取り組みが今後アジアをはじめとした他の国や地域を対象とした運用にも広がるかにも注目と言えそうだ。