イーシーキューブがEC-CUBE Innovationsと会社統合　大規模EC向けサービスの体制を強化

株式会社イーシーキューブ（本社：大阪府大阪市北区、代表取締役：岩田進）が、EC構築からシステム運用までシームレスな垂直統合サービスの提供に向けた体制強化として、子会社である株式会社EC-CUBE Innovationsを吸収合併したことを発表した。

両社の強みを活かし事業を加速するための再編

株式会社イルグルム（本社：大阪府大阪市北区、代表取締役：岩田進、以下：イルグルム）の連結子会社で、EC構築オープンソース「EC-CUBE」を提供する株式会社イーシーキューブ（以下：イーシーキューブ）が、子会社である株式会社EC-CUBE Innovations（以下：EC-CUBE Innovations）を2024年1月に吸収合併（※）したことを発表した。

プレスリリースによれば、今回の会社統合は「コマース支援事業の戦略である垂直統合モデルの実現に向け、経営資源をより効果的に活用し事業を加速するための組織再編」とのこと。両社の強みを活かして新サービス「EC-CUBE Enterprise」の開発・提供に注力するとともに、ECオープンプラットフォームとして培ってきたEC-CUBEパートナーとの水平分業モデルのさらなる発展にも力を注ぐという。

※イーシーキューブを存続会社とし、EC-CUBE Innovationsを消滅会社とする吸収合併となる

垂直統合モデルサービス「EC-CUBE Enterprise」の開発・提供に注力

イーシーキューブが開発を進めている「EC-CUBE Enterprise」は、大規模EC向けに構築からシステム運用まで一気通貫でサポートする垂直統合モデルサービス。大規模ECの基盤パッケージとして、OSSの「EC-CUBE」標準機能に加え、大規模ECとして必要な機能、パフォーマンス、セキュリティ、コンプライアンス要件を満たす運用システムを取りそろえる予定とのこと。また、「EC-CUBE Enterprise」の開発や提供により培った共通ノウハウを、「EC-CUBE」に積極的に還元していくとしている。