楽天市場「2026年夏のトレンド予測」、猛暑対策と“アップデート”グルメに注目

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ECのミカタ編集部

「楽天市場」、2026年夏のトレンド予測を発表

楽天グループ株式会社(以下、楽天)は6月1日、「『楽天市場』2026年夏のトレンド予測」発表会を開催。同社が行った「2026年夏の行動および消費に関するアンケート調査(以下、本調査)」に基づくトレンド予測を公開した。

2026年の夏(6月〜8月)は全国的に平年よりも気温が高いと予想されており(気象庁発表 ※1)、今年から最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶこともあって、消費者の間で暑さがより可視化される季節になりそうだ。熱中症対策の重要性も一段と高まる中、どんな商品が注目を集めることになるのか。楽天では「猛暑“新”対策 ~新時代の猛暑攻略グッズ~」と「夏の風物“新”グルメ ~夏の定番グルメアップデート~」に分け、合計10のキーワードで今夏のトレンドを予測している。

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※1:気象庁による、向こう3か月の天候の見通し【全国 (6月~8月)】2026年5月19日発表

身につけて冷やす「ウェアラブル冷却武装」

身につけて冷やす「ウェアラブル冷却武装」

楽天市場における「暑さ対策」関連商品の取り扱い点数は約60万点で、流通総額は2020年から2025年の6年間で実に約6.4倍に拡大している。

具体的には、日傘、ネックリング、ハンディファンなどが堅調な需要を維持する一方で、体に装着して直接冷却し体温調節のできるアイテムが売上を伸ばしている。この「ウェアラブル冷却武装」がトレンド予測の1つ目だ。

アイテム例として挙げられたのは、ファンを搭載した「空調ウェア」と帽子の下に仕込み頭部を冷却する「アイスハット」。空調ウェアの楽天市場における流通総額は前年同期比で約1.6倍、アイスハットは実に約3.2倍の伸びを記録している(※2)。

※2:楽天市場における2024年5月1日~2025年4月30日と、2025年5月1日~2026年4月30日の期間における「空調ウェア」および「アイスハット」それぞれのキーワードを含む商品の流通総額を比較(画像は発表会資料より)

効果と持続時間を強化「進化系冷却グッズ」

猛暑“新”対策の2つ目は「進化系冷却グッズ」。本調査で暑さ対策グッズを選ぶ際に重視する点を尋ねたところ、回答者の69.2%が「冷却効果の高さ」を、57.4%が「持続時間」を挙げた。楽天市場においても、持続時間と冷却性能を両立させたステンレス製の保冷剤が人気で、流通総額は前年同期比約14.6倍と大幅に伸長しているという(※3)。

※3:楽天市場における2024年5月1日~2025年4月30日と、2025年5月1日~2026年4月30日の期間における「保冷剤 ステンレス」のキーワードを含む商品の流通総額を比較

他のアイテムにファンをプラス「多機能+ファン」

3つ目は、マルチな用途を備えた「多機能+(プラス)ファン」。多機能ファンの流通総額は前年同期比で約1.6倍に伸びており、中でも「腰掛けファン」が約5.6倍、「首掛けファン」が約1.5倍と、ハンズフリーで風を送って涼むことができる商品が注目を集めている(※4)。

※4:楽天市場における2024年5月1日~2025年4月30日と、2025年5月1日~2026年4月30日の期間における「多機能ファン」「腰掛けファン」「首掛けファン」のそれぞれのキーワードを含む商品の流通総額を比較

画像は発表会資料より

デザイン性と素材にこだわった「避暑着」

猛暑“新”対策、4つ目のキーワードは「避暑着(ひしょぎ)」。楽天によれば、ファッションコーディネートの一部として暑さ・日焼け防止対策商品を取り入れた「避暑着」を楽しむ動きが加速しており、「Rakuten Fashion」において、ファッションブランドが取り扱う暑さ対策関連商品数が前年同期比で約1.7倍に急増(※5)。中でもUVカット・冷感素材のアームカバーとフェイスカバーが伸びているという。

※5:Rakuten Fashionにおける2024年5月1日~2025年4月30日と2025年5月1日~2026年4月30日の期間における「暑さ対策」のキーワードを含む商品数を比較

ペット向け猛暑対策「ワンにゃんクーラー」

5つ目が、ペット向けの本格的な暑さ対策アイテムを指す「ワンにゃんクーラー」だ。ペットの暑さ対策関連商品の流通総額は前年同期比で約1.3倍にとなっており、中でも、ペットに着せる「クールベスト」は前年同期比約1.5倍に伸長(※6)。楽天は「大切な家族であるペットを熱中症などから守りたいという意識の高まりが関連市場の急速な拡大をけん引している」と考察している。

※6:楽天市場における2024年5月1日~2025年4月30日と、2025年5月1日~2026年4月30日の期間における「クールベスト」のキーワードを含むペットジャンル商品の流通総額を比較

本調査で「今シーズン、ご自身/ペットの暑さ対策に費やす予算感はどれくらいですか?」と尋ねたところ、飼い主自身の暑さ対策の費用より、ペットの暑さ対策にかける費用のほうが高い価格帯に集まった

2026年夏グルメのトレンドは「定番をアップデート」

楽天が「夏の風物“新”グルメ」として挙げた今年の食のトレンドには、長く愛されてきた料理やメニューを、猛暑やライフスタイルの変化に伴ってアップデートしたものが揃った。

「楽天市場」においては例年、6月・7月に麺類の需要が高まる傾向にある。中でも宮崎県延岡市発祥の「辛麺」は前年同期比で約2.5倍、酸味豊かな辛いスープが特徴の「酸辣湯麺」(サンラータンメン)が約1.8倍、冷たいスープや辛いタレで食べる「冷麺」が約1.1倍と、それぞれ前年同期比で流通総額が伸長(※7)。それらを合わせて「辛酸冷・麺(しんさんれい・めん)」が、グルメトレンドの1つ目に挙げられた。

※7:楽天市場における2024年5月1日~2024年9月30日と2025年5月1日~2025年9月30日の期間における「辛麺」「酸辣湯麺」「冷麺」それぞれのキーワードを含む商品の流通総額を比較

エンタメ化する「たのしそうめん」

夏の定番メニューであるそうめんは、「大容量」タイプが前年同期比約1.2倍と好調だ。食卓をエンターテインメント化する「流しそうめん機」も前年同期比約1.2倍と伸長しており(※8)、子どもや家族と楽しむ商品や一人用、持ち運べるタイプなど、多種多様な流しそうめん機も登場。楽天では子どもが屋内で手軽に食事を楽しめるグッズとして「流しそうめん機」が購入される傾向にあると推察。アレンジレシピの豊富さも、そうめん人気を後押しすると予測している。

※8:「楽天市場」における2024年5月1日~2024年9月30日と2025年5月1日~2025年9月30日の期間における「そうめん 大容量」「流しそうめん機」それぞれのキーワードを含む商品の流通総額を比較

食感が楽しい「ひんやりとろ変スイーツ」と「冷凍アレンジ」

スイーツジャンルでは、解凍する時間によって様々な食感が楽しめる「ひんやりとろ変スイーツ」に注目。冷凍で届く「生クリーム大福」が前年同期比約1.2倍と支持されているほか(※9)、「葛(くず)アイス」「冷やし大福」「チーズテリーヌ」といった新感覚の「とろ変」スイーツもピックアップされた。

一方、常温や冷蔵の食材を凍らせてアイス感覚で味わう「冷凍アレンジ」も取り上げられ、代表例の「冷やし焼き芋」の流通総額は前年同期約1.2倍に伸長(※10)。本調査では、バームクーヘンやクリームチーズ、トマト、バナナといった食品・食材を凍らせて食べる楽しみ方が確認されたという。

※9:楽天市場における2024年5月1日~2024年9月30日と2025年5月1日~2025年9月30日の期間における「生クリーム大福」のキーワードを含む商品の流通総額を比較 ※10:楽天市場における2024年5月1日~2024年9月30日と2025年5月1日~2025年9月30日の期間における「冷やし焼き芋」のキーワードを含む商品の流通総額を比較(画像は発表会資料より)

かき氷機もシロップも進化中「いえなかかき氷専門店」

最後10個目のキーワードは「いえなかかき氷専門店」。定番タイプのほか、冷凍フルーツをそのまま削れるものやスティックタイプのものなど、“進化系”かき氷機も登場している。加熱処理を最小限に抑えたプレミアムな「生シロップ」も販売されており、楽天では「自宅で専門店のようなクオリティを楽しむ需要が高まっている」としている。

暑さ対策商品に対する新たな消費者ニーズ

この日発表された本調査において、過去5年間における夏の暑さについて質問したところ、全体の約9割がそれ以前(6年前)と比較して「暑さが増している」と感じていることが明らかに。さらに「昨年の夏、ご自身の暑さ対策は十分だったか」という問いに対して、4人に1人以上が「対策が不十分だった」と答えており、夏の暑さへの新たな対応・対策が求められていると言える。

近年の傾向からも、暑さ対策関連市場は今後も拡大が見込まれる。事業者としては、こうした消費者ニーズの変化を捉えながら、商品開発や販促施策に活かしていくことが重要となるだろう。


●「2026年夏の行動および消費に関するアンケート調査」概要
調査対象:全国20歳~60歳の男女/調査人数:1000名/調査期間:2026年4月30日~5月15日/調査方法:インターネット調査/調査機関:楽天グループ株式会社/調査実施機関:「Freeasy」/出典:「楽天市場」、2026年夏のトレンド予測を発表(楽天グループ株式会社)