Amazon SP広告 運用効果最大化への第一歩！マニュアルターゲティング簡単解説（設定編）

こんにちは！
アグザルファのAmazon専門コンサルタントです。

今回はスポンサープロダクト広告についてお話しようと思います。

つい先日、当社のクライアント様から

「Amazonスポンサープロダクト広告をオートターゲティングで運用しているが、広告費を抑えて、より効果の高い広告運用はできないか？」

というご相談をいただきました。

年々、Amazonで販売する出品者が増加し、広告運用を行う出品者も比例して増加傾向にあります。

広告における競合が増えていることもあり、特にオートターゲティングのみで広告運用している場合、入札額を増額させないことには広告表示されにくい状況になっているのが現状です。

はっきり申し上げますが、「オートターゲティング」のみでは勝てません。

Amazon出品における広告運用は「マニュアルターゲティング」も” 併走 “させることをおすすめしています。

そこで、今回は気になる広告運用について、「Amazonスポンサープロダクト広告の運用効果を最大化させるためのマニュアルターゲティング（設定編）」として、概要と設定方法を解説していきます！

Amazonスポンサープロダクト広告の運用方法について詳細はコチラから！
⇒ https://bit.ly/2omhn4b

2つの広告運用手法

はじめに、スポンサープロダクト広告の種類について理解しましょう。

Amazon出品では「オートターゲティング」と「マニュアルターゲティング」の2つの広告運用手法があります。

簡潔に説明すると、

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オートターゲティング：Amazonに運用を全てお任せする手法

マニュアルターゲティング：出品者がキーワード設定から価格設定まで全てを一貫して行う手法
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

になります。

Amazonに出品されている多くの事業者様で、スポンサープロダクト広告をオートターゲティングのみで運用している方が多く見受けられますが、より最適なACoS(ROAS)で広告運用していくためには、マニュアルターゲティングで広告運用することを推奨しております。

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ACoS = 広告費用 ÷ 売上 (%は小さければ小さいほど費用対効果の良い広告運用がされています)
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オートターゲティングでキーワード抽出

「マニュアルターゲティング」での広告運用を推奨！

とはいえ、これまでに広告運用を行った実績データがなければ、キーワード設定も価格設定もどうすれば良いかわかりませんよね。

そこでまずは、「オートターゲティング」で広告を運用スタートし、単純に露出が増えますので、どのキーワードで購買に繋がったのか？といったデータ収集を行うことが先決です。

「オートターゲティング」で１週間ほど広告運用を行い、反応の良かったキーワードを抽出していきましょう！

広告レポートのダウンロード手順(画像付き解説)

つぎに、「オートターゲティング」で１週間ほど広告運用を行ったら、運用結果の広告レポートをダウンロードしてみてください。

「マニュアルターゲティング」を設定をするために必要なデータは以下が挙げられます。

・キーワードごとの広告表示回数（インプレッション数）
・クリック率
・コンバージョン率の高いキーワード
・購入に繋がった有効なキーワード

これらのデータは広告レポートで確認できますので、以下手順に従ってダウンロードしましょう！


１）セラーセントラルTOP > レポート > 広告レポート

２）「レポートを作成」をクリック

３）下記画像の画面に推移したら「レポートタイプ：検索ワード」「レポート期間：取得したいデータ期間」を選択し「レポートを実行」をクリック

ダウンロードした広告レポートのデータを分析し、クリック率の高いキーワードや売り上げに繋がったキーワードを精査していきます。


広告レポートで確認すべき特に重要な項目は以下になりますのでご参考ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・カスタマーの検索キーワード
・クリック
・広告がクリックされてから7日間の総売上高
・広告がクリックされてから7日間の合計販売数
・広告がクリックされてから7日間のコンバージョン率
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マニュアルターゲティングの設定手順(画像付き解説)

広告レポートよりキーワードが抽出できたら、次はいよいよ「マニュアルターゲティング」の設定です！

１）セラーセントラルTOP ＞広告 ＞広告キャンペーンマネージャーより、「キャンペーンを作成する」をクリック

２）「キャンペーン名」、「1日の予算」を入力し「ターゲディング：マニュアルターゲディング」を選択

3）3種類の「キャンペーンの入札戦略」より希望の入札タイプを選択、「広告グループ名」を入力

「キャンペーンの入札戦略」はまずは「動的な入札-ダウンのみ」で良いでしょう。
「広告グループ名」は好きな名称で入力することが可能です。

「広告グループの作成」は親ASIN、子ASIN、商品群、バリエーションごとなど自由な軸でグルーピングが可能ですが、どの方法がベストかは取扱商品のカテゴリーにもよりますので、運用しやすいベストな方法を模索しましょう！

４）広告表示させたい商品を検索ボックス内で検索し追加（複数商品ある場合は、対象商品を全て追加しましょう）

５）ターゲティングは「キーワードターゲティング」を選択

６）キーワードターゲティング「リストを入力」タブを選択し、空白ボックスへレポートから取得したキーワードを入力し「キャンペーン作成」をクリックして設定完了

売り上げが向上する可能性の高いキーワードをマニュアルターゲティングで運用し、売り上げとACoS(ROAS)を最大化していくわけです。

まとめ

オートターゲティングで運用した購入につながるキーワードを取得して、マニュアルターゲティングで運用することによってコストを抑えながら効果の高い広告運用をおこなうことができるようになります。

今回は、マニュアルターゲティングの設定方法を中心に解説いたしましたが、これはあくまで運用開始する第一歩になります。

運用開始以降は、定期的に運用状況を確認し微調整を重ねていくことで、効果的・効率的な運用を目指すことができますよ！

広告運用のポイントについても、今後ブログで解説できればと思っておりますので、お楽しみに！

少しでも、本記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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