今年のECトレンドTOP3、1位「AI」に続くキーワード【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムがネットリサーチサービス「Fastask」を利用して「ECトレンド【2016年版】」を実施した。本調査を基に2016年のトレンドを振り返っていく。

動画配信の注目高まり、4割以上が動画広告を配信する予定

動画配信の注目高まり、4割以上が動画広告を配信する予定

 調査結果によると、EC担当者が実施している対策は「SNS」(40.8%)が最も多く、次いで「SEO」(40.4%)、「メルマガ」(39.3%)となった。出稿先のSNSでは「Facebook」(78.9%)が最も多く、「Twitter」(70.6%)、「LINE」「YouTube」(共に53.2%)、「Instagram」(47.7%)と続いた。また、来年の広告予算について「予算を増やす予定」(33.3%)、「予算は当面変えない予定」(45.3%)との回答が目立った。

 動画配信に関しては、31.1%が「すでに配信している」、12.4%が「興味があり、2017年3月までに配信したい」と回答した。つまり、来年3月には4割以上のサイトが動画広告を配信するということだ。

 また、ECサイトのスマートフォンの対応状況は、「Webをスマートフォンに対応されている」が67.0%と最も多かった。その他、25.1%が「アプリを提供している」と回答した。

今年、来年の注目キーワードは揃って「AI・人工知能」

 2016年にEC担当者が最も注目したキーワードのランキングは以下の通り。

【2016年に注目されたキーワード】
1位:「AI・人工知能」(34.5%)
2位:「ブラックフライデー」(26.6%)
3位「Web接客」(25.8%)

 ランキングの1位「AI・人工知能」は、来年(2017年)に最も注目したいキーワードとして15.8%が支持をしている。また、それに次いで「マーケティングオートメーション」(11.5%)が続いた。今年、活躍の場を広げた「AI・人工知能」の来年のさらなる活躍に期待が集まっている。

 今年はiPhone7が発売され、スマートフォンの利用が高まった。それに伴い、今回の調査結果のように、ECサイトをスマートフォン対応としたり、集客にSNSを利用したりと対策を行ったECが増加した。こういった、時代のニーズに対応することがECの売上に繋がるのだろう。

 また、LOHACOの“マナミさん”のようにECサイト上の接客に「AI」や「Web接客」を利用するECも目立ってきた。これにより、顧客の問いに瞬時に対応することができ、顧客満足度を向上させている。こういったように様々な施策を実施したことが、今年のEC利用者の増加に繋がったのではないだろうか。


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