B2Bマーケットプレイス「orosy」は、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社と連携し、卸進出支援サポートキャンペーンを開始した。

仕入れ商品の選択肢が増える

株式会社スペースエンジン（本社：東京都千代田区、代表取締役：野口 寛士）が運営するB2Bマーケットプレイス「orosy（オロシー）」は、ヘイ株式会社（以下、hey）のグループ会社であるストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社と連携し、卸進出支援サポートキャンペーンを開始。第一弾 STORES 特集ページを公開したことを公表した。

この連携により店舗バイヤーにおいて、仕入れられる商品の選択肢が増えるとしている。キャンペーン期間中は、orosy のバイヤー専用ページに STORES 特集が組まれ、オンラインブランドのオフライン進出を両社で支援する。

STORES × orosy

STORES（ストアーズ）は、本格的なネットショップが、専門知識が無くても手軽に作成できるサービスだ。ショップのこだわりを表現する高いデザイン性と、はじめてでも分かりやすい操作性、販売スタイルに合わせたシンプルな料金プランが特徴となっている。

またorosy は、オンラインブランドを中心とした各種商品のサプライヤー(製造元や保有元)と、高感度な商品の販売を希望する小売店舗のマッチングサービスだ。サプライヤーは、商品の卸価格や条件を orosy に登録し、卸販売を開始できる。店舗は orosy 内で商品を検索し、掲載された条件に従って、買取または委託(消化)仕入れで商品を仕入れることが可能だ。取引口座が orosy 1つにまとまり、掛金も orosy が100％保証、手間やリスクなく、卸仕入れの取引が実現する。

ECの力で新たな商流を生み出す

株式会社スペースエンジンでは、キャンペーン開始の背景として次のように述べている。

「オンラインで販売している商品の販路拡大の1つに、実店舗へ商品を卸す”卸売販売”があげられます。しかし、卸売販売を始めるためには実店舗への営業を行ったり、有料の展示会に出るなど、人手と初期コストがかかっています。このような理由で"卸売販売"をやむなく断念する、素晴らしい商品をお持ちの STORES オーナーさまは多数存在しています。そういった方々の上のような不安を取り除き、店頭ではこれまであまり取り扱いのなかった良質なブランドを、店舗バイヤーの方々にご紹介するために、卸進出支援サポートキャンペーンを実施いたしました」

EC市場においても注目されるBtoB。潜在的なニーズはBtoC以上に眠っているともされるが、スタートアップや中小事業体が新たに商流を開拓するには、少なからずハードルがあるのも事実だ。今回、卸仕入れサイトとして存在感を示すorosyとSTORESが連携して新たな施策を繰り出すこととなり、新たな販売機会の創出に期待がかかる。