急増する「W杯日本代表ユニフォーム」の偽造品に注意 SODA調査
株式会社SODは2026年6月19日、自社に蓄積された取引データおよび真贋鑑定データに基づき作成した、日本代表チームのサッカーユニフォームの偽造品に関するトレンドレポート(以下、本レポート)を公開した。
「レプリカユニフォーム」偽造品の真贋ポイント
スニダンの鑑定拠点「スニダンベース」および「スニダン鑑定研究所」では、鑑定士の目と、X線透過装置やマイクロスコープなどの最新機器を駆使し、精巧な偽造品を識別・研究する取り組みを行っている。
本レポートでは、adidasの「サッカー日本代表 2026 ホーム レプリカ ユニフォーム "ジャパンブルー/アッシュブルー"」において、以下のような偽造品真贋ポイント・注意点が挙げられた。
◆偽造品は胸のエンブレムの黒目部分のピッチが粗く円形も崩れて見えるほか、赤いラインが羽部分にまでかかるなど全体のデザインバランスに違和感が見られる。
◆スリーストライプスの縫製は正規品が白糸のみで統一されているのに対し、偽造品では複数色の糸が混在している場合がある。
◆国旗の枠部分も正規品は光沢のあるプリント加工なのに対し、偽造品では光沢がなくマットな仕上がりになっている。

※画像参照:【偽造品トレンドレポート】サッカーの祭典に世界中が大熱狂!その裏で急増する日本代表ユニフォームの偽造品に要注意(株式会社SODA)
adidas「サッカー日本代表 2026 アウェイ レプリカ ユニフォーム "オフホワイト/ブラック"」では次のポイントが挙げられている。
「偽造品は胸のエンブレムのモチーフの足先が直線的で不自然な形状になっているのに対し、正規品では湾曲した自然な造形となっており、細部のディテール表現に違いが見られる」
※画像参照:【偽造品トレンドレポート】サッカーの祭典に世界中が大熱狂!その裏で急増する日本代表ユニフォームの偽造品に要注意(株式会社SODA)
二次流通での購入時の注意点
フリマアプリやECサイトなどの二次流通では、出品者が「並行輸入品」「海外限定」「ノベルティ」「アウトレット品」などと説明を添えて偽造品を販売しているケースが多く見られている。
中には正規品の正規流通品も存在しているが、こうした表現を偽造品業者が「正規品らしく見せるための手口」として利用するケースも少なくない。
特に「海外限定」「現地仕入れ」などの表記は、希少性を強調しやすいため注意が必要となる。
ただし並行輸入品そのものは違法ではなく、日本の正規代理店を経由せずに、海外の正規ルートから仕入れる合法的な流通形態である。重要なのは商品の真正性と品質が担保されているかどうかという点だ。
◆並行輸入が適法となるための3つの要件
▷真正商品であること(適法性の要件)
▷日本と日本国外の商標権者の実質的同一性があること(同一人性の要件)
▷品質の同一性があること(品質管理性の要件)
サッカー日本代表ユニフォームに注目が集まる
2026年6月11日にサッカーの世界大会が開幕し、日本代表チームのサッカーユニフォームの需要がかつてないほど高まっている。
アディダスジャパンが3月に発売した日本代表チームのアウェーユニフォームの売上は、前回大会比で約29倍を記録した(※1)。
スニダンにおいても、日本代表チームのアウェーユニフォームの取引数が開幕5日前と開幕日を比較して3倍超に急増。また、開幕後も日本代表チームの初戦に向けて取引数は増え続け、盛り上がりを見せている(※2)。
財務省の発表によると、2025年に全国の税関で差し止められた偽ブランド品などの知的財産侵害物品の輸入差止件数は3万1760件にのぼる。品目別では衣類が1万660件で最も多く、偽造品の流通は依然として後を絶たない状況が続いている(※3)。
偽造品の流通が拡大する中、商品の真贋や品質、安全性への関心はこれからも高まることが想定される。今後の動向を引き続き追っていきたい。
※1:アディダスジャパン直営店の売り上げ前回大会比
※2:2026年5月1日〜6月15日の「レプリカユニフォーム」の取引数から算出
※3:財務省「令和7年の税関における知的財産侵害物品の差止状況(詳細)」2026年3月6日発表
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